人間の時間
劇場公開日:2020年3月20日 122分予告編・フォトギャラリー
解説・あらすじ
「嘆きのピエタ」「メビウス」などで知られる韓国の鬼才キム・ギドクによるハードファンタジー。恋人とともに旅行を楽しむ女性、有名な議員とその息子、そして謎の老人と、さまざまな人びとを乗せ、船は出航する。かつては軍艦でありながら退役後はクルーズ船となったその船が大海原へと出た頃、開放的になった乗客たちは酒、ドラック、セックスと、さまざまな顔を見せていった。狂乱の後、疲れ果てて眠りについた彼らが目を覚ますと、船は霧に包まれた未知の空間に突入していた。何が起こったのか理解できない現実を前に呆然とする人びと。やがて乗客たちは生き残りをかけた悲劇的な事件を次々と起こしていく。主人公イヴ役を藤井美菜、アダム役をチャン・グンソク、イヴの彼氏役をオダギリジョーが演じるほか、アン・ソンギ、イ・ソンジェらが顔をそろえる。2019年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭では「人間、空間、時間、そして人間(仮題)」のタイトルで上映。
作品データ
| 原題または英題 | Human, Space, Time and Human |
|---|---|
| 製作年 | 2018年 |
| 製作国 | 韓国 |
| 配給 | 太秦 |
| 劇場公開日 | 2020年3月20日 |
| 上映時間 | 122分 |
| 映倫区分 | R18+ |
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映画レビュー
レビューする極限状況での人間の本質を考えさせられる
誇張された人物造形、露悪的な暴力描写、痛烈な社会批判。キム・ギドクのスタイルが今作にも継承されたが、幻想物とSFと宗教説話と不条理劇をごった煮にしたような設定は、監督のフィルモグラフィーの中でも珍しい。 退役軍艦に乗り合わせたクルーズ客と乗員らが一夜明けて迎える状況は、笑ってしまうような荒唐無稽さだ。それでも、外界から遮断された空間で、物資も限られる時、人はどんな心理状態になり、どう行動するのかのシミュレーションにはなっている。コロナショックで日本でも外国でもマスクや紙製品、食料などが品切れ、品薄になり、社会不安が広がっている。これがさらにエスカレートして集団パニックになったら…本作と重ねて考えると、かなり怖い。 リアリズムから逸脱しつつ、いかに映画として成立させられるかという前衛的な試み。万人受けする娯楽作ではないが、この異色の韓国映画に主演した藤井美菜の挑戦は大いに評価したい。
タイトルなし
推しが出ていると観ていたが、 序盤でいなくなった時の気持ちに 名前をつけたい 謎の老人は 実はイブの息子で タイムスリップし、過去に戻り、 母を助けているのでは ないか
さよならキム・ギドク
3/4くらいまで乗れないし、お遊戯臭が鼻につき、ああもう無理と何度も思ったけれど、もうこれ以上キム・ギドクは見れないのだと必死に食い下がりました。最後もう完全無法地帯になってからはキム・ギドク様の本領発揮って感じで心地よかったですよ。 笑っちゃうくらいの低評価、もしキム・ギドクをご存知なくこの映画を観てしまったのなら本当に災難でしたね、知っていても低評価なのも十分わかります。私も素直な気持ちなら星3つが相当だろうと思うのです。でも何しろこの先新しい作品は見れないのだと思えば、低評価を下す気にはならないのです。 にしてもですよね、弓とか春夏秋冬そして春のような完璧な舞台設計だの美術だのの世界観が全くできてなかった。スキャンダル発覚後でお金がなかったのかなと思ったけどどうやら作ったあとに発覚で公開に手間取ったと。ってことはこれは万全な体制で作ったのしらね、だとするとちょっと寂しいレベルですね。キム・ギドクにしては登場人物が多すぎてコントロールしきれなかったのかな。 日本公開されてないらしい、この後の2作を見ることを老後の楽しみに生きていきます。
入っていけず。
この世界に入っていけずでした。 時間軸の設定がよく分からず、何だかね、と思ってる間に話が進む。 ただ、変な予定調和もなく、最後まで一貫して独自の世界だったのは良かった。
