スマッシング・マシーン : 特集

劇場公開日:2026年5月15日

あのクリストファー・ノーランが“今年一番すごい演技”
と絶賛!ドウェイン・ジョンソン主演×A24製作×ベネ
チア監督賞の超ヘビー級“男泣き映画”!ただのスポ根映
画じゃない、「絶対に映画館で喰らうべき」10の理由

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映画好きメンズ緊・急・招・集!!!



つきましては、このたび映画.comから全国の映画好きな男性諸君に「この映画、観ねばならぬ」令を発令します!!!!

5月15日に公開する「スマッシング・マシーン」が、男の生き様とロマンを凝縮した



“男泣き”映画 だった!



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※編集部注:執筆者の感情が溢れ出しすぎたので、本記事、かなり気合入っています。ぜひ最後までご覧ください!


【予告編】“最強”と呼ぶには、あまりに繊細だった――

実は本作、映画.com編集部でも話題になっていた作品!
【「スマッシング・マシーン」を映画館で喰らうべき10の理由】

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矢も盾もたまらず観に行ってきました! そして「なぜ観るべきなのか?」、その理由を10カウントで解説していきます!


●[喰らえ!①:あの名監督が絶賛!]
クリストファー・ノーランが「胸が張り裂けるほど美しい」と激褒め。“巨匠”が言うなら映画ファンのやることは一つでしょ…。劇場で胸を張り裂くのみ!!!
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「胸が張り裂けそうだ。ドウェイン・ジョンソンは信じがたいパフォーマンスだった。今年、いやこの先もこれ以上の演技は見られないだろう」

──クリストファー・ノーラン



いきなりフィニッシュブローきた…



映画好きでこのコメント見て沸かないやついるか? いねえよなぁ!!

記事序盤ですがすでに映画ファンの期待値は沸点突破ですよね? こんな映画、イイに決まってるでしょ!



●[喰らえ!②:A24製作×ベネチア銀獅子賞×アカデミー賞候補]
この映画…やはりただの体育会系100%映画ではなかった!! “客観的事実”が示すハイクオリティ・ムービー!
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ぶっちゃけね、私も実際に観るまではドウェイン・ジョンソン(以下、ロック様)×格闘技なので「スポ根映画かな」って思ってました。

だけど、尖った作品が多いA24製作で、第82回ヴェネチア国際映画祭では監督賞受賞、第98回アカデミー賞にもノミネートされたって…。



良作確定演出きたこれ。



さらに予感しましたね。 この作品はただのスポ根じゃない、“映画ファン即落ち作品”なんじゃねーの?って。

じゃあ、実際どうなのかって? 全部言うのは野暮ってもん……ぜひ、あなたのその目で確かめてみてほしい。



●[喰らえ!③:本当の“強さ”とは何か?]
“霊長類ヒト科最強の男”が、子どものようにしくしく泣く姿…ケアーの弱く繊細な内面を通じ、観客に投げかけられるメッセージが海よりも深くて――!
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本作はアメリカの元総合格闘家、マーク・ケアーの人生を基につくられた映画。2000年前後のPRIDE全盛期に、 “霊長類ヒト科最強の男” と呼ばれたあの男です。

そして、彼の内面、ありのままの姿を赤裸々に描くことで、観客は多様な「強さ」に触れることができるのです。

強さとは鋼の肉体だけに限りません。貪欲に勝利にこだわる姿勢かもしれないし、静かに努力を続けてチャンスを待つ忍耐力かもしれない。あるいは何度転んでも再び立ち上がる不屈の精神かもしれない。

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でもケアーは、“強い”がゆえに「勝ち続けなければ」と追い込まれ、「負ける」ことが怖くてしょうがなくなり、大きな体を小さなベッドに押し込み、子どものように泣くこともある。

そんな生き様は、やがて私たちに訴えます。負けたから、泣いたから、折れたからって「弱い」わけじゃないんだ。



映画館で喰らうこのメッセージに泣かない男、たぶん、いない。



でも安心して泣いていい。その涙は強さの証だって、劇場にいる全員、知ってっからさ(滝涙)



●[喰らえ!④:ドウェイン・ジョンソンの本作へのクソデカ愛]
その“人生”に惚れ込んで映画権を獲得&プロデューサーと主演を兼任。今までのロック様と意気込みも演技もレベルが違う!? 最強×最強のコンボに一発KO間違いなし!
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ロック様がマジですごい。

彼はケアーを演じるにあたり、過酷なトレーニングと食事管理を自らに課して撮影に臨んだそう。

で、そんな体バッキバキに作り込んでおいて、本当にすごいのがあまりに繊細な演技。ていうか、 いつにも増して演技うますぎる、もう超絶技巧だよこれ… !!

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彼がそこまでのめりこんだ理由は、本作に懸ける思いの深さから。

2002年にケアーをとらえた傑作ドキュメンタリーがあり、「チャンピオンの栄光と影」に感銘を受けた彼は、自身の制作会社を通じて映画化権を獲得。さらにプロデュースまで手掛けています。

つまり、本作はロック様の“人生の一作”。 最強×最強の魂の共鳴 を、映画館でぜひ感じ取ってほしい。



●[喰らえ!⑤:ロック様×カズ・ヒロの特殊メイク]
上映開始後、「ロック様を探せ!」状態になってました…まじまじ観ても本人だとわからない!? オスカーノミネートも果たしたカズ・ヒロの神業をとくとご覧あれ!!
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続けて驚くべきはメイクによる外見の変化。



えーと、誰…!?



ロック様とわかったうえで、じーっとまじまじ見ても「ロック様どこ?」って思うくらい別人級です。


2017年「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を日本人ではじめて受賞したカズ・ヒロがロック様を魔改造! 撮影前に毎日4時間ほどヘアとメイクに費やしたそう。

滅多に拝むことができない、 “世界が認めたカズ・ヒロ メイク” を存分に味わって!



●[喰らえ!⑥:2000年代の日本の解像度が高すぎる]
「PRIDE」の熱狂、布袋寅泰が国歌演奏、控室でB'z…あかん、エモすぎて笑う。さらに日本が舞台×日本人キャストで、なにこれ日本人のための映画!?
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実は本作、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ総合格闘技の祭典・PRIDEをはじめ、あの時代を知る世代にはたまらない要素が満載!(登場人物の名前を見たら…エモいッ)

さらに数多くのシーンで、大沢たかお、石井慧、光浦靖子ら日本人キャストがガンガン出演。ほかにも試合前の控室で突如流れるB'z、車窓からの新宿の街並み、布袋寅泰(本人!)の国歌演奏シーンなどなど00年代の日本、そしてPRIDE全盛期の空気感への解像度が高すぎて、



迫りくるエモ・クライシス!!!!!



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…本作、日本人が世界で一番刺さる映画なのでは!?



●[喰らえ!⑦:日常にも闘いがある]
戦場はリングだけじゃなかった…妻との口論で摩耗していくメンタル。夫婦あるあるの解像度もバチクソ高くて見逃せない。
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物語ではケアーと恋人ドーンの日常生活も描かれています。このドーンがか~な~り~の激情型で、リングの上と同じくらい家での戦いもスリリング。

外では拳でドンパチして、家でも言葉で刺し合うという、ままならない恋愛模様を楽しむのも◎。

また、ドーンを演じるのは今年だけで「プラダを着た悪魔2」「ディスクロージャー・デイ」と出演作が続く実力派のエミリー・ブラント。ロック様とは2021年「ジャングル・クルーズ」での共演以降、プライベートでも交流する仲。

「オッペンハイマー」に俳優として出演していたベニー・サフディ監督と共演したことをきっかけに、彼女がロック様にコンタクトを取り、コロナ禍で頓挫しかけていた撮影が本格始動したというエピソードも。

激しくぶつかり合う喧嘩もふたりの信頼関係があってこそ!



●[喰らえ!⑧:カメラワークや音楽が感情操作しまくってくる]
リングでの戦いに、家での喧嘩に…気付いたらめちゃ没入してる。鑑賞中ずっと感情のハンドル暴走!
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さて、少しコアな話題に入っていきましょう。生々しさを引き立てる演出や技術にも注目です!

たとえばカメラワーク。“リングはファイターのための神聖な場所”と、試合シーンはリングの外にカメラを据えることで、ドキュメンタリー的な目線で観客の臨場感を捉え徹底したリアリズムを演出! 一方で、家での罵り合いでは人物にカメラがまとわりつき、観客を“崩壊の目撃者”とするなど随所に技巧が光ります。

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音楽もただのBGMとしてでなく、即興のドラム音がリング上の予測不能の攻防に重なり、異国で流れる不協和音のようなアメリカ国歌が、勝利への焦燥に駆られるケアーの“アウェイな地での孤独”を浮き彫りにするなど、観る側に得も言われぬ余韻を残すのです――。

さらに、ロック様が敬愛してやまないエルヴィス・プレスリー版「My Way」が流れるシーンは、ケアーの人生を見事に体現していて、思わず目頭が熱くなること必至!



●[喰らえ!⑨:つまり…全男が涙するストーリー]
壊れかけた心を抱え、それでも男はリングに挑むことを決意する…No.1でなくOnly1へ。「“本当のカッコよさ”ってのはな、」を地で行く展開に、胸をぶち抜かれる!!
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やがて勝利に取り憑かれたケアーは鎮痛剤=薬物に溺れ、恋人ひとり笑わせることもできなくなります。彼は“最強”でした。しかし、きっと皆さんが想像するより弱くて、脆くて、人間らしい普通の男でもあった…。

だけど、それこそがこの映画の伝えたいことなんです。

ラストを見届けたとき、ケアーの姿を通して、あなたは「本当にカッコいい男とは」「本物の強さとは」を知るはずです。



●[喰らえ!⑩:「マーティ・シュプリーム」との兄弟作品]
通じるものも多いけど、全く異なる2作品。世界を沸かせた“進化したサフディ・トーン”に、映画を愛する皆様はぜひ酔いしれて――
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本作の監督はベニー・サフディ。アカデミー賞9部門ノミネートの話題作「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」のジョシュ・サフディ監督とは実の兄弟です。

さらに「スマッシング~」「マーティ~」は、ともに主人公が勝ちにこだわる、日本が欠かせない舞台となるなど、何かと共通点が多く運命的なものを感じさせます。

ですが、マーティが〈動〉なら本作は〈静〉。設定の共通点は多いものの、兄弟でこんなにもアプローチが違うとは、と驚くはず。両作あわせて観れば、大きなふり幅をみせる進化したサフディ・トーンを堪能できること間違いなし!


【鑑賞手引】「ボヘミアン・ラプソディ」「レスラー」等
孤高の人の、孤独な戦いに胸を震わせた人に刺さる映画

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以下の作品が好きれあれば、「スマッシング・マシーン」のために映画館へ駆け込むことを猛プッシュします!



最後に、これだけは言っておきましょう。



これまでのスポーツ映画とは一線を画す、どこまでも誠実に男の生き様を映した感動のドラマ


「スマッシング・マシーン」によるKO(ノックアウト)に備えよ!!!


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2026年5月11日更新