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東工大、マラリア原虫の増殖解明 ヒトのホルモン利用

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東京工業大学は長崎大学や英ジョン・イネス・センターなどと共同で、マラリア原虫がヒトの体内で一斉に増える仕組みを解明した。原虫が体内に侵入後、1日のリズムをもたらす「メラトニン」というホルモンを利用することで増殖していた。研究成果はマラリアの治療薬開発につながるとみている。

マラリアは蚊のハマダラカが媒介する寄生虫のマラリア原虫がもたらす。世界保健機関(WHO)によると2021年には推定約2億4700万人が発症、約62万人が死亡した。これまでの研究で、感染したマラリア原虫がヒトの眠気に関係する生体リズムに自分の周期を合わせ、一斉に増えていることが判明している。ただ、詳しい増殖の仕組みは分かっていなかった。

研究チームはヒトの眠気の生体リズムに関与するメラトニンがマラリア原虫の増殖に関係するとみて影響を調べた。メラトニンは光を浴びると分泌が抑制され、夜に増加する。マラリア原虫の細胞の表面にメラトニンが結合すると細胞内で特定のたんぱく質ができていた。このたんぱく質はマラリア原虫の細胞内にある増殖に必須となる器官の働きを強めていた。

マラリア原虫は肝臓を経て赤血球に侵入する。増殖して赤血球を破壊して血液中にしみ出すのを繰り返す。東工大の田中寛教授は「(ヒトの生体リズムに)同調して一気に増えると白血球などの免疫細胞から逃げられるのではないか」と話す。

研究成果はマラリアの治療薬の開発に役立つとみている。マラリア原虫が増殖するタイミングをずらせば、免疫で抑えこめるようになるかもしれない。田中教授は「薬の開発は耐性のある原虫の出現とのいたちごっこだ。新しい薬は常に探さなければならない」と述べる。

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