ライター/R175
関西のとある国立大の理系出身。
ブラジルナッツ効果とは何か?
image by iStockphoto
大小さまざまな粒子が混ざった状態で上下に振動させると「大きいモノほど上に集まる」という現象のことを「ブラジルナッツ現象」と言います。なぜ、ブラジルナッツという名称がついているかというと、それは色々と種類のナッツが混ざった「ミックスナッツ」ではしばしば「ブラジルナッツ」が一番大きいことが多いところからきているそうです。
image by iStockphoto
上の写真に写る中で一番大きな実がブラジルナッツです。手のひらとのスケール感比較からブラジルナッツが大きめであることが伺えますね。しかし、大きなナッツほど重いはずです。なぜ上に集まるのでしょうか?
1.ミックスナッツの力学
image by Study-Z編集部
ミックスナッツにはオレイン酸やパルミトレイン酸、オメガ3脂肪酸といった良質な脂肪分が含まれているもの。免疫力を上げたり、悪玉コレステロールを減らしたりナッツの種類によってさまざまな効能を持つものがあります。
今回はそんなミックスナッツを入れた容器内での力学を考えていきましょう。ナッツを円に置き換えて作図してみましょう。大小さまざまな円が作図されます。ナッツの密度は同じとみなせるため、半径が大きなナッツほど質量が大きい。つまり大きな重力が働き、下向きの力が大きいと言えます。しかし、これは容器を上下に振ったとき、「大きいナッツほど上に集まる」という「ブラジルナッツ効果」の逆をいく内容。不思議ですね。なぜ大きな重力が働くものがそれに逆らって上に集まるのでしょうか。
2.大きいナッツは落ちていかない?
大きさの異なる粒が混在する状態で上下に振ってみましょう。小さい粒は粒は合間を縫うようにして落下していくことが出来ますが、大きな粒は粒と粒の間を通れず、落下できません。実際にどれくらい落下確率は変わってくるのでしょうか。
簡単なモデルで計算してみましょう。
\次のページで「順列組合せから考える落下確率」を解説!/