1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:2002年の動画を撮る > 個人サイト webやぎの目 質問に答えてくれるのはライフネット生命 田中さんと古川さんだ。田中さんは保険商品をつくるアクチュアリーと言われる専門家、古川さんはライフネット生命の開業時に約款を担当したことがある生命保険のプロフェッショナルである。 約款、きちんと読んでませんでした 林: 生命保険の約款って、読むの大変ですよね。やっぱり読まなきゃだめですか。 田中: 保険の約款というもの、はっきり言って一人で読み切ったとしても理解するのは相当難しいですよ、大きな声では言えないですけれども。 契約なので「読んでなかった」で通用しないという現実はありつつ
今年に入り、新たなデバイスが台頭しつつある。それはスマートグラスだ。 5月下旬、レイバンと米メタが共同開発した「Ray-Ban Meta(第2世代)」が国内で正式発売された。カメラ機能が搭載され、メガネをかけたまま通話や撮影ができ、同時通訳も可能だ。他ブランドの機種も続々と発売され、家電量販店には専用コーナーができるほど。どれも7万~8万円台という価格帯だが、一部店舗では品薄状態が続いている。一体どのようなデバイスなのか。ITライターは言う。 「現在市場に出回っている主要製品は、大きく分けて2種類。Ray-Ban Metaのようにカメラを搭載した機種と、AR(拡張現実)グラスのように、レンズにディスプレイが埋め込まれた機種。両方を兼ね備えた機種もあり、いずれもスマホと連携して利用します」 日本でも徐々に普及し始めるなか、一方で懸念されるのが撮影機能の悪用だ。 「普及が先行しているアメリカで
HOME ダフト・パンク解散後も人生は続く──トーマ・バンガルテルが語る、ロボットスーツを脱いだ先で見出したもの ダフト・パンク(Daft Punk)の解散以降、トーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter)は素顔で世界を渡り歩いている。即興のDJセット、ハイブリッドな創作活動、バレエのために制作されたニューアルバム、そしていかなるカテゴリーに分類されることも頑なに拒むその姿勢とともに。 ダフト・パンクが活動に終止符を打ったとき、その知らせは従来のような発表という形では届かなかった。長い説明も、最後のインタビューもなく、あったのは不可解なビデオと数枚の画像、そして言葉はほとんどなかった。消え去る瞬間に至るまで、このデュオは神話に最後の一枚のヴェールを重ねたのだ。その後、デュオの片割れであるトーマ・バンガルテルは、まるでマスクの裏側にいた人間もまた、異なる条件で世界に戻ってくる前に
人は、誰かを非難することでしか生きることができない。 自分が蔑み、軽蔑、非難の対象になったことがある人ほど誰かを非難したがる。 リアルであろうとネットであろうと、それは変わらない。 これを書いているのが5月であることを考えると、2ヶ月になる。 2026年3月16日、辺野古沖転覆事故が発生した。 当事故で同志社国際高等学校の女子生徒が一人死亡した。 (事故について全く知らない人は辺野古沖転覆事故で調べてほしい) これは事故直前から事故後までの私の日記(ほとんどが書き残していたものである)、そして当事者の私が見て考えたことになる。 同志社国際高等学校三年生の生徒たちへ 当時を思い出し、閲覧することが辛い人はここでやめてほしい。 癒えないであろう傷を広げるような文は書かないように尽力するつもりだ。 私は、世間に伝えなければならない使命感からここに書き残すことにした。 先日、彼女を偲ぶ会が取り行わ
2026年6月3日(水)に開幕する歌舞伎座「六月大歌舞伎」では、公演関連商品として『子連れ狼』特別ポスターが販売されます。 ▼ 昼の部で上演される時代劇の傑作『子連れ狼』は、叔父・萬屋錦之介の当り役である主人公・拝一刀を中村獅童、その息子・大五郎を獅童の次男・中村夏幹が勤めます。主人公・拝一刀が、息子・大五郎を連れた復讐の旅を壮大なスケールで描いた本作は映画、テレビドラマと数多くの映像作品が制作され、社会現象を巻き起こす大ヒットに。テレビドラマ放映中の昭和49(1974)年には、6月歌舞伎座の名物公演となっていた「萬屋錦之介特別公演」で舞台化されました。 萬屋ゆかりの6月の歌舞伎座で上演されるこのたびは、映画監督の井上昌典とともに、獅童が初めて歌舞伎座で演出を手がける話題作。テレビ時代劇で使用されたお馴染みの名曲が流れ、夏幹勤める大五郎の「ちゃん!」という名ぜりふが歌舞伎座に響き渡ります。
糖尿病じゃないのに、血糖センサーを腕に貼って2週間過ごしてみた。 完全に興味本位だった。FreeStyleリブレという血糖センサーがある。腕につけると血糖値をリアルタイムで測ることができる。こういう機器を総称してCGM(持続血糖モニター)と呼ぶ。もともとは糖尿病の患者さんが使うものなんだけど、最近は健常者でも自費で購入できる。 500円玉くらいのパッチを二の腕にパチンと貼る。「針を刺す」と聞くと怖そうだけど、実際やってみると装着は一瞬で、痛みもほぼない。上からシャツを着れば目立たないし、シャワーもそのまま入れる。 5分ごとに血糖値がスマホに飛んでくる。食事するたびにリアルタイムでグラフが動く。 これが想像以上に面白かった。そして、医者として17年やってきた自分の「常識」がいくつかひっくり返された。 今回は2週間で気づいたことを、そのまま書いてみる。 パンと白米で全然違う(食後血糖値の個人差
「青野くんに触りたいから死にたい」が完結し、最終巻が出ました。 「青野くんに触りたいから死にたい」は、主人公の優里さんが、亡くなってしまった恋人である青野くんに、また会いたいから自分も死のうとするところに、その自殺を止めようとした幽霊の青野くんが戻ってくるお話です。 本作は、一風変わったコメディのようにして始まりますが、幽霊となって舞い戻った青野くんの背後にある、土地に伝わる伝承や呪いの解明や、2人が抱えていた家庭の事情の話など、第一話で読者が想像したものを遙かに超えるような展開を見せ、そして第一話を引き継ぐような形で物語は綺麗に終わります。 僕がこのお話を何のお話だと思ったかというと、自他境界のお話です。人と人の間で自他境界が曖昧になってしまうことであったり、そんな風に曖昧になってしまう自他境界をどう取り扱うべきかという話をしていたように思いました。 本作を読み進める上で最初に引っかかっ
人生初NYで兄がアドリブで叫ぶ。「HERALBONY SHOTA MATSUDAAAAAAAAA!!!!!!」 グランプリ受賞の写真グランプリは、「HERALBONY」。 その名前が、世界三大広告賞のひとつである 「The One Show」 の会場で呼ばれた瞬間、私は双子の崇弥と、思わず顔を見合わせた。気づいたら、壇上に上がる前、三人の兄弟で握手を交わしていた。 「夢じゃないよな?」 ヘラルボニーが、ニューヨーク発の世界的広告賞「The One Show 2026」にて部門最高賞の「Best of Discipline Pencil」を受賞したからである。 ヘラルボニーが呼び上げられた瞬間、心臓が飛び出る想いだった。地に足つかない驚きで、私たちは、家族とともに壇上へ向かった。 人生で初めて訪れたNYC。兄弟3人、そして父と母とともに、この街に立っていること自体が、どこか信じられなかった。
定期的にSNSで 「飲まないのは店に迷惑がかかるから飲んでくれ」 「アルコールの利益に頼るな。料理を値上げして適正価格にすればいい。 それができない店は潰れればいい」 という話題がよくバズる。 飲まない人の言い分はわかる。 ご飯が食べたいだけなのに、飲みたくもない原価数十円のウーロン茶に 500円も600円も払いたくはないだろう。 だが、現場で仕込みをして、数値を管理している飲食店の立場から言わせてもらうと、 ドリンクを安くしてフードの値上げで全体利益を確保するモデルは、 現状の飲食店のビジネス構造上、極めて非現実的だ。 実際、酒を飲む層が減る中で「アルコールを頼まなくても利益確保できる居酒屋モデル」を 何度も考えてみたが、どうしても無理だという壁にぶつかった。 なぜ無理なのかを、できるだけ伝わるように解説してみたい。 1. 労働生産性の圧倒的な違い 飲食店の中にいないと実感しづらい部分だ
講談社(東京)が、帚木蓬生(ははきぎほうせい)さんの長編小説「少弐(しょうに) 民に捧げた三百六十年」の販売を中止し、回収に乗り出したことが28日、分かった。「編集上の不備があった」としている。作品を巡っては、福岡県内に実在する人物が実名で登場し、死亡したとされたことに対し、本人や家族が出版社に抗議していた。 ■少弐氏15代の通史を書いた帚木蓬生さん。「歴史に埋もれかかった存在を書き残したい」【写真】 作品は、鎌倉期から戦国期まで北部九州で権勢を振るった少弐氏を描いた歴史小説。昨年10月に出版された。語り手が歴代当主の墓守をする人たちを訪ね歩く形で物語が進む。同県太宰府市で実際に活躍する歴史研究家と同姓同名の人物が、太宰府の歴史に詳しい研究者の一人として登場。新型コロナ感染症で病死する設定になっている。表紙や目次に「フィクション」との表記はない。 歴史研究家の家族によると、本人は小説を読ん
「デイリーポータルZ」ライターの安藤昌教さんは今年、高校教師2年目になる。 あらゆるモノをむかずに食べ、おもしろ記事を量産してきたあの安藤さんが昨年、高校教師になった。そのダイナミックな転身に、読者は驚いた。 むかずに食べるむかない安藤です。パイナップルは皮がえぐいですが頑張ればむかなくても大丈夫です。 pic.twitter.com/6ZExX4wzJp — むかない安藤 (@mukanai_ando) December 10, 2017 彼の人生を振り返ると、キャリアチェンジは何度もあった。そのたびに「面白い方」を選び続け、ここまでやってきたという。 愛知県生まれ。石川県の大学で流体工学を学び、国の研究機関に就職。公務員として、茨城県の研究所で核燃料サイクルを研究しながら、ロックバンド・氣志團のバックダンサーになった。 研究者を辞め、沖縄に移住してカフェを経営しながら「デイリーポータル
はてなが振り込み詐欺にあって11億円の資金が流出したと発表した。まず金額の大きさにも驚いたが、振り込み詐欺ってなんなんだよ。インターネット事業をやっている企業が振り込み詐欺に遭うって、なんなんだよ。セキュリティとガバナンスどうなっているんだよ。僕が働いている会社以下じゃないか、まったく。ひとりのユーザーとして2003年からはてなのサービスを使っている。はてなダイアリーからはてなブログへ移行して2007年からログが残っている。はてなブックマークも2005年から使っている。20年以上積み重ねてきた。無くなっても死んだりはしないけれどもなくなったら寂しい。はてなのサービスはそんな存在なのだ。20年以上続けているネットサービスは他にない。今でも毎日使っている。はてなにはそんな僕みたいなユーザーが珍しくない。noteが出てきてブームになったとき、完全に移ろうとしたけれども、やっぱはてなブログだよねっ