・力の不均衡を踏まえ徹底取材を
主張や利害の対立の行き着く果てが訴訟ですが、係争案件となった途端、メディアの腰の引けた姿勢はさらに強まります。提訴の事実と原告・被告双方の言い分を型通りに最小限報じるだけ。しかしそれでは判決が確定するまで、その問題に迫れないことになってしまう。特に、一方が政治家や官庁、大企業の場合、両論併記的な報道では、ジャーナリズムの本務である権力監視を果たせません。例えば水俣病をめぐっては、1959年に熊本大の研究班が原因を有機水銀と突き止め、厚生省の食品衛生調査会(当時)が「主因は有機水銀」と答申した後も、在京メディアは根拠薄弱な非水銀説を「中立的に」併記し続け、国とチッソによる原因確定引き延ばしに結果的に加担しました。
圧倒的な力の不均衡がある対立構造の中では、まずは弱き側の声なき声に謙虚に耳を傾け、調査報道によって真相に迫る。それが報道の本来の責務です。
しかし、当局の不正や不作為を掘り起こす調査報道は、リスクや困難を伴います。権力は組織防衛のためにあらゆる手段を尽くします。そして企業メディアの記者にとって最も怖いのは、後ろから弾が飛んでくること、会社にはしごを外されることです。
https://digital.asahi.com/articles/ASV6810K7V68UPQJ00CM.html ・安易な「客観報道」の罠 見解が対立する問題や、相反する主張の当事者たちを取り上げる際、双方の言い分を両論併記する。それが「...
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コメントプラス 注目コメント試し読み 白川優子 国境なき医師団看護師・作家 視点 権力からの圧力だけでなく、組織内部の萎縮や自己検閲こそが調査報道を弱らせるという指摘は、メデ...
でも辺野古の件とか誰に圧力受けたわけでもなく誰に忖度するでもなく勝手にダンマリしちゃうんだ もし圧力感じてるならそいつらこそが紛れもなく権力者だってことじゃない?