㈱福ねこ取締役。作家。妻はカフェオーナー。私はその経営の雑務をAIで回しています。文章を書いたり話したり。著書『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』が12万部。最近の興味関心は「自分でやるしかない雑務をAIに渡す技術」です
- 「見えなくてもいいものまで見えてしまう」のを呪いのままにしておくのか、あるいは多少なりとも祝福にするのか、その分かれ道はやはり、呪いが創作に結びつくかどうかなのだと思う。『漫勉』という番組がある。漫画家の仕事場にカメラを置き、手元を中心に「マンガが生まれる瞬間」を記録する。その映いい文章を書く人は、見えなくていいものまで見えてしまっているのよ。他人の笑顔の裏の疲労、賑やかな場の底にある空虚、何気ない日常の綻び。この過剰な知覚は才能であり呪いでもある。見えすぎる世界の中で、せめて美しい断片だけを掬い取ろうとする行為。それが創作の正体なのよね。
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