京浜急行電鉄は9月17日、1000形1421編成の試運転を実施しました。久里浜工場の出場試運転のようでしたが、今回は単なる検査出場ではなく、車内の座席が改造された点が注目されました。

京急1000形のうち、2006年までに製造されたグループは、アルミ車体を採用し、車内は車端部(先頭部を除く)のみクロスシート、その他はロングシートという構成となっています。一方、今回試運転を実施した1421編成は、座席がロングシートとクロスシートの両モードに転換できる「L/C座席」となりました。
京急では、2021年に営業運転を開始した1000形1890番台「LeCiel」で、L/C座席を初採用しました。1890番台は5本が製造されており、今回の1421編成を加えると、京急のL/C座席装備車は6本となります。


なお、1421編成と1890番台では、設備面でさまざまな違いがあります。1890番台の座席はリクライニング不可のものでしたが、1421編成のものはリクライニング機能つきの最新タイプとなりました。一方、1421編成で手が加えられたのは座席まわりが中心。1890番台では中間車にトイレを設置していますが、1421編成では非設置のままとなっています。
京急の広報担当部署に、今回1421編成をL/C座席装備車に改造した理由などを聞きました。担当者は、さまざまな運用に柔軟に対応できるよう、今回のL/C座席車増備に至ったと説明しています。一方で、運用自体は1000形と同じだということ。これはあくまで筆者の考えですが、トイレの有無など、1890番台との設備の違いが影響しているのでしょうか。
また、今後の予定については、広報担当者は「未定」と説明。「現時点で発表できるものはない」と回答しています。








