水に溶けにくい気体の捕集法「水上置換法」を元塾講師がわかりやすく解説
ご心配なく!水に溶けやすい気体を集めるための方法があと2つありますよ。それについては次回解説していきますね。
3.水上置換法の実験例
それでは、実際にどんな実験でどの気体を発生させた場合に使うことができるのか見ていきましょう。様々な気体に使える方法ではありますが、ここでは代表的な3つの気体について詳しく説明します。
3-1.水素
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水素を発生させる実験は2つあります。
1つめは金属と塩酸を反応させる方法です。ここでは鉄を例にとって化学式を考えてみましょう。
Fe + 2HCl →FeCl2 + H2
溶液に金属を入れて水素が反応すればその溶液は酸性である、という証明にも使われる実験ですよね。
2つめはナトリウムに水を反応させるという方法があります。
2Na + 2H2O → 2NaOH + H2
爆発を伴い、強アルカリ性の水酸化ナトリウムを生成する実験なので、水上置換法のために行う実験としては不向きでしょう。
集めた気体が水素であるかを確認するには、火のついた線香を気体に近付け、ポンと音が鳴るかどうかを見るという方法がありますね。
3-2.酸素
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酸素の発生方法は2つ覚えておくといいでしょう。
1つめは二酸化マンガンにオキシドール(薄い過酸化水素水)を加える方法です。
このとき、二酸化マンガンは反応を手助けする触媒としてはたらくため、実際に反応する過酸化水素の化学反応式になります。
2H2O2 → 2H2O + O2
2つめは、1つめ同様に二酸化マンガンを触媒とし、塩素酸カリウムを熱分解する方法です。余裕がテストでは1つめの方法が頻出ですが、余裕がある人は覚えておきましょう。
2KClO3 → 2KCl + 3O2
集めた気体が酸素である場合、火のついた線香を気体に近付け、炎が大きくなることで確認できますね。
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