主要動の正体
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主要動の正体はS波です。一般的に、S波の観測地点への到達時刻は、P波よりも遅くなります。つまり、S波の伝達速度はP波よりも小さいのです。これが初期微動継続時間が生じる理由ですよ。S波のSは『セカンド』を意味します。
また、S波が伝達する様子についても確認しておきましょう。S波は、進行方向と揺れ(変位)の方向が垂直になることが知られています。このような波は横波に分類されますよ。S波以外の横波には、光や電波などの電磁波、水面波などが挙げられます。
緊急地震速報とは?
ここまでは、初期微動と主要動についての基本的な知識を学んできました。以下では、初期微動と主要動の性質を利用した科学技術について説明していきますよ。今回説明する技術は『緊急地震速報』ですよ。この技術の名前も多くの方が耳にしたことがあるかと思います。
このような具体例を学ぶことで、先ほど学んだ基礎知識に対する理解もより本質的なものになるでしょう。初期微動と主要動の特徴をそれぞれ思い出しながら、残りの記事を読み進めてみてくださいね。
緊急地震速報の仕組み
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Earthquake_Early_Warning_(Japan).jpg: Genppy derivative work: Denelson83 – このファイルの派生元: Earthquake Early Warning (Japan).jpg: , CC 表示-継承 3.0, リンクによる
緊急地震速報は、主要動が到達する前に、地震で被災するであろう地域の人々に地震が来ることを通知するシステムのことです。大きな揺れが来る前に、テレビ・ラジオなどを通して、警告を行うのですね。緊急地震速報は、主要動よりも早く観測場所に到着する初期微動を感知して、数秒後に主要動がやってくることを判断するのです。
緊急地震速報によって、人々は事前に地震から身を守る行動を取ることができますよね。緊急地震速報が発出されてから地震が実際に到達するまで、長い場合であると数秒以上かかります。数秒の間に、火を消すこと、電気のブレーカーを落とすこと、机などの下に身を置くことなどができますよね。
このような行動によって、地震による直接的な死傷者を減らすことができるのはもちろんのことですが、副次的に発生する火災などの被害を抑えることもできます。地震が多い国である日本では、緊急地震速報のようなシステムは非常に役に立ちますよね。また、このようなシステムの研究開発は、地震予知に関する知見も増やすことができると考えられていますよ。
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