弥助研究の権威が英語版Wikipediaで自分の未発表論文を引用して学説発表をしていた件、その内容に主張と紐づかない引用や純粋な創作が含まれていた件、ついでに小説の宣伝や自分自身の記事を作成していた件まとめ
更新
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ラム・マイヤーズ
@laymans8
何なんだよ!枯れない泉かよ! ”アフリカンサムライ”弥助伝説の誕生と拡散 ー とあるユーザによるウィキペディアへの貢献|STST #note note.com/just_eel601/n/…
2024-07-12 15:42:34
ラム・マイヤーズ
@laymans8
(要約)米Wikipediaの編集人tottoritomの正体がロックリー氏であるとSTSTさんの手により暴露される。2015年9月から3年弱の間、自分の論文をソースに、創作的な弥助像を拡散させていたと判明した。
2024-07-13 13:32:37最初にこのまとめを見てしまい意味の分からない方は
まとめ
日本人の知らない珍説が世界中で大拡散!歴史家「弥助は信長の首を守ることで日本の歴史を変えたと見なされてきたのです」アサクリ以前から始まっていた弥助の史実ブーストとその歴史 & Wikipediaに出典付きでフェイクを載せられたら10年間誰も気づけない件
2019年以降、突如として世界中に拡散した
本能寺 弥助介錯人説&首運搬説
日本でもほとんど知られていないような珍説が
なぜ世界中で真実のように語られ始めたのか?
次回『ヒストリアンの罠』
犯人はお前だー
(と言いたいところだが功罪あるという印象)
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ロックリー氏に対して批判意見を超えた誹謗中傷などは絶対にしないでください。所属団体にも迷惑かけちゃ駄目です。あと本を読んでもいないのに低評価爆撃とかダサいことも止めましょう。UBIが「調査の結果、弥助が重要な出来事のすべてに関わっていた」と認識し弥助を起用したことは事実ですが、ロックリー氏はアサクリと直接の関係はありません。UBIのアレコレに対する怒りを個人にぶつけないでください。
弥助の伝説化は複数要因があります。今回のまとめではWikipediaの誤情報とロックリー氏のサービス過剰行為をピックアップしましたが、元々あった創作の弥助というコンテンツのポテンシャルもありますし、伝説の黒人侍を求めるアフロセントリズムとか、多文化主義の象徴にされたことによる各方面のブーストetc。いろんな要因が重なって出来上がった地雷なんです。誰か一人を叩けば済む話ではないので冷静になってください。
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私見
査読無し学術書『信長と弥助』 (2017)
史料の少ない人物故、いくつもの仮定の上に推論を重ねるような内容には、評価が分かれると思います。
しかし「これが史実だ」と主張しているわけでもないので問題はなし。
ノンフィクション伝記小説『African Samurai』 (2019)
弥助に関しては意図的に史実と創作の境を曖昧にしていますが(80ページ超えの脚注で真実らしく装飾もしていますが)、小説の体を崩していないので白 。
メディア対応 (2019~)
気合を入れて弥助のプレゼンに臨んだことは理解できますけど、歴史家として(Historian says)小説の中身を語るべきではなかったと思います。原稿チェックの段階で止めることもできたはず。語るなら(査読ありの)『つなぐ世界史2』の内容にするべきでしたね。
追記(ユーチューバー&X&Noteによるフェイクリスト)
イエズス会は奴隷を使わなかったと言っている、wikipediaで捏造した内容を引用して小説を書いた、元からあったアカデミックな論文を削除して自分の本にすり替えた、教科書に創作小説が載せられている。このような事実はありません。
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私は「UBIがゲームの弥助を史実と主張している」「差別的意図がある」という言説に対して同意していません。私がUBIに対して批判的なのは、史実上の人物である弥助の起用が複数の意味で異例にも関わらず、文化盗用批判への備えがまったくできていなかったからです。
もう少し砕けて言うと、ただでさえアジア人(特に男性)は海外大衆文化の中で軽く扱われているのに、日本人男が主役になれる貴重な侍枠を(昨今流行りの)「キャラクターの黒人化」の延長で安易に消費してくれるなよ。ブラックウォッシュの意図なく弥助を採用したとしても、最大限気を使うべきじゃないの?という話です。
「自分が属する文化以外のアイコンを勝手に使って表現することには慎重になるべき」という文化盗用の考え方は、ポリコレ側から作られた比較的新しい概念です。文化盗用批判は「面倒くさいから触れるのは止めよう」と異文化交流が遮断され、表現の自由が侵されかねない危険な論理でもあります。
しかし、文化盗用批判に注意を払うことは、異文化の不適切な借用を避けることにも繋がります。ゴーストオブツシマは(主役が日本人にもかかわらず)リベラル勢力からの文化盗用批判に晒されましたが「日本のユーザーが侮辱されたと感じないゲームにしたい」と常日頃語っていたとおり日本人からは好意的に受け止められました。これこそ文化盗用批判への最適解だと思います。
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皆さんが危機感を覚える理由(現在進行形の歴史クリエイト・侮辱的発言・アフロセントリズムetc)も理解しています。
私がしつこく弥助の史実検証を行っている理由は、UBI批判をしたいからではなく、単純に彼の情報伝播の経緯がずば抜けて面白いからです(元から趣味なのです)。なので主人公の弥助君が合戦に出て忍者軍団と戦おうが「史実通りにしろ」とは思いません。
もちろん弥助ファンボのごく一部に、厄介な連中が紛れていることも観測しております。一連のまとめは、弥助スゲーの延長で日本人や文化を侮辱する痛い奴が出てきた時に「弥助君、実際は殆ど何もしていないですよ」と冷や水をぶっかけてあげるためだけに用意されたものです。
普通は「弥助凄い→戦国時代面白い→日本に興味↑」となるはずです。ただの弥助好きに「史実はこうなんだ」と言う必要はないでしょう。私は大河ドラマを見ているときに「戦国時代の馬はポニーなんだよ」「三弾撃ちは本当は無かったんだよ」とか言ってくる雑学野郎が死ぬほど嫌いなのです。
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鳥取トム英語版Wikipedia編集騒動
2015年9月~
ラム・マイヤーズ
@laymans8
2015年9月。鳥取トム(ロックリー氏)の米wiki大介入。 「おそらく」 「可能性がある」 「かもしれない」 「だったろう」 引用文献の8割が、まだ世に出ていない自分の論文という強心臓 pic.twitter.com/wXegGSgTHa
2024-07-12 21:27:25学説は許すとして
ラム・マイヤーズ
@laymans8
推論は省くとして、明確な誤りは「容姿端麗」の誤訳、「188cm」のサバ読み、「弥助という名前は信長自身から授けられたものであり、大きな名誉であった」と家忠日記の記述を捏造など 「侍の位を与えられ」「相当の俸禄を得た」と明言、「仲間が全員死んだ後投降した」と脚色したこともよろしくない
2024-07-14 20:00:47容姿端麗&188cmは元からあった記述(英語圏の誤訳が元ネタ)の追認です。
ラム・マイヤーズ
@laymans8
以前「ロックリー氏の手から離れたオリジナルのストーリーが増えている」と紹介しましたが「最後の一人になるまで戦って降伏した」という英雄弥助伝説の元ネタもロックリー氏だったことが判明しました。 "when all his comrades had died" x.com/laymans8/statu… pic.twitter.com/scoSadNPLo
2024-07-14 19:58:50
ラム・マイヤーズ
@laymans8
「信忠の最後の武士が刀を明け渡した時にのみ刀を明け渡しました」とか「光秀は弥助が野獣であり真の侍ではないと退けた。その理由は、 日本文化では敗戦後に名誉の切腹が一般的であったが、弥助は西洋の慣習に従って光秀に刀を差し出したためである。」とか、新しいエピソードも加わっています。
2024-06-26 20:22:10
ラム・マイヤーズ
@laymans8
米wikiでは「弥助がアジアの共通語である古典中国語で意思疎通できた可能性は低い」ため「日本語で会話をしていたのであろう」と解説されていますが、この謎の記述の元ネタもロックリー氏だったことが判明しました。 x.com/laymans8/statu…
2024-07-14 20:15:22
ラム・マイヤーズ
@laymans8
2020年頃のアメリカ弥助wiki。「当時のアジアの共通語であった古典中国語」って何?UBIこんなの信じてないよな。 pic.twitter.com/IDd9TxkYso
2024-06-25 21:21:082015年10月~
ラム・マイヤーズ
@laymans8
2015年10月。鳥取トム(ロックリー氏)介入。 弥助、大黒天の化身説がついに登場。 「当時の日本では黒人は差別されておらず、むしろ尊敬されていた。なぜなら日本の寺院では仏像が黒く描かれていたからだ。」 引用文献は藤田みどり『日本におけるアフリカ像の変遷』 pic.twitter.com/BNUDpm1jb0
2024-07-12 22:20:54
ラム・マイヤーズ
@laymans8
藤田氏の著書は「弥助の忠誠に感動した光秀が慈悲の心で罵倒した」という美談の元ネタ(わずか3行の感想でもwikiで大拡散する好例)ですが、「日本人が弥助を神のように敬った」というロックリー氏の持ちネタにも関わっていたのです・・・なんてことはなく pic.twitter.com/6z9hLR4hta
2024-07-12 22:28:01意図的かは分かりませんが
ラム・マイヤーズ
@laymans8
ロックリー氏の創作の権威付けに利用されているだけでした。『日本におけるアフリカ像の変遷』にそんな記述は存在しません。 「安土桃山時代の日本人の黒人観は、黒人を見て驚き喜んだ以外、知ることはできない。見て喜ぶことは喜んだが、その有様を見て侮蔑の感情を同時に抱いたかは不明である。」 pic.twitter.com/IxJcqiazdl
2024-07-12 22:38:31宣伝工作?
ラム・マイヤーズ
@laymans8
2017年2月。ソースを自分の学術論文から前月発売した信頼性の劣る一般書籍に変更。 pic.twitter.com/GspO3Om1O5
2024-07-17 12:14:26鳥取トムの終焉
ラム・マイヤーズ
@laymans8
2015年9月以降、アメリカの弥助wikiはロックリー氏の研究発表の場と化していたわけですが、フリーハンドの終焉は2018年7月に訪れます。 良識ある匿名編集(オークランド大学関係者)の手によって、推測記事、憶測記事、捏造引用が一掃されたのです。これによりWikipediaはだいぶマシになりました。 pic.twitter.com/iWPz0lkyyr
2024-07-13 10:42:50
ラム・マイヤーズ
@laymans8
なお、出生から日本に到着するまでの記述は、ロックリー氏の説が継続して採用されています。この期間は史料の存在しない完全な空白域のため説で埋めるしかないのです(それ自体は悪いことではありません)。
2024-07-13 10:45:44