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「え、これで終わり?」と視聴者“呆然” 80年代ロボアニメ、今も忘れられない衝撃の幕引き

アニメ作品において、どのような結末を迎えるのかは視聴するうえで重要なポイントです。なかにはハッピーエンドではなく、視聴者のあいだで賛否を呼んだラストが描かれた作品もあります。特に1980年代に放送されたロボットアニメには、強い印象を残す結末を迎えた作品が多く、いまなお語り継がれています。

スポンサー倒産で打ち切りになった不運なアニメ

1984年2月より放送された、ロボットアニメ『重戦機エルガイム』ビジュアル (C)創通・サンライズ

 1980年代に放送された懐かしのロボットアニメのなかには、物語の終わり方に強烈な印象を残し、いまなお語り継がれている作品も少なくありません。打ち切りによる唐突な幕引きや後味の悪い結末などが描かれ、当時の視聴者に大きな衝撃を与えました。

 1984年に放送されたアニメ『超攻速ガルビオン』は、衝撃的な最終回で知られるロボットアニメです。物語は、特務警察「レイ・緑山」が若者の「無宇(ムウ)」と「麻矢(マヤ)」を中心に私設警察チーム「サーカス」を結成し、メカ「ガルビオン」を駆使して、人類支配をもくろむ秘密組織「SHADO」と戦う姿を描きます。

 本作は、メインスポンサー「タカトクトイス」の倒産により、全22話で打ち切りとなってしまいました。その影響で最終回「アマゾネス戦士の恋」では、静止画を背景にナレーションで物語を説明する形で幕を閉じます。

 しかも焦点が当てられたのは主人公ではなく、SHADO幹部「ヘンリー・マクミラン」でした。敵側の視点で物語が終わるという異例の構成は、強烈な違和感を残しています。

 本作の結末はファンの間で「伝説」として語られており、「ロボットアニメなのに人情描写中心の回で終わったのが不完全燃焼だった」「劇場版で完結させようとして結局頓挫するまでがセット」といった声もあがっています。

●戦いに勝てどヒロインは精神崩壊?

『超攻速ガルビオン』と同時期に放送された『重戦機エルガイム』は、リアルロボット路線を象徴する作品として高い評価を受ける一方で、最終回の後味の悪さでも語られるアニメです。物語は「ペンタゴナ・ワールド」を舞台に、青年「ダバ・マイロード」が圧政者「ポセイダル」に反旗を翻し、仲間たちとともに長い戦いへ身を投じる姿を描きます。

 物語終盤、ダバは激闘の末にポセイダルを打倒し、戦乱は終結しました。しかし最終話で描かれたのは、単純な大団円ではありませんでした。ダバは戦場で人格が崩壊してしまった義妹「クワサン・オリビー」を連れて故郷へ帰還しますが、クワサンは不気味な笑い声をあげ続けます。

 その際、仲間の「ギャブレット・ギャブレー」は「あれは、一生治らん」と言葉をもらしており、勝利の先に救いきれない現実を突きつける結末は、爽快感よりも苦みを残しています。

 本作は硬派なロボットデザインや、迫力あるロボット同士の戦闘が好評だったものの、後味の悪いラストに当時の視聴者は「完全なハッピーエンドじゃないところが引きずる」「クワサンの精神崩壊はダバたちも原因だから観てられない」と、いまなお賛否が分かれるラストとして語り継がれているようです。

●まさかの世界滅亡でファン驚愕

 後味の悪いラストといえば、1982年に放送されたアニメ『魔境伝説アクロバンチ』も忘れられない作品でしょう。本作は、アマチュア考古学者「蘭堂タツヤ」とその一家が、万能探索メカ「アクロバンチ」で謎の大秘宝「クワスチカ」を追い求めながら、世界各地の遺跡を巡る冒険を描きます。

 序盤は秘宝争奪を軸にした冒険活劇でしたが、物語が進むにつれ地底に封じ込められた「ゴブリン一族」がタツヤたちと同様に、クワスチカに秘められた力を求め敵対する構図へと変化していきます。終盤では物語の核心に迫り、クワスチカがすべての生命の源であり、人間とゴブリンを生み出した存在であることが明らかになります。

 人間とゴブリンは同じ起源を持つ生命体でありながら争いをやめることができません。その状況を憂いたクワスチカは、すべてをリセットするため地球そのものを滅亡させます。そしてタツヤたちはクワスチカによって他の星へと転生させられ、いわゆる「転生エンド」で物語は幕を閉じました。

 本作の結末は冒険ロボットアニメとして楽しんでいた視聴者を驚かせ、「当時理解できずワケが分からなかった」「ちゃぶ台返しすぎて白目剥いた」といった声があがりました。また、全滅エンドとして有名な『伝説巨神イデオン』と重なると感じた人も多かったようです。

(LUIS FIELD)

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