無料版「ChatGPT」で無限の会話が可能に、新モデル「GPT‑5.6 Luna」も開放

Katelyn Chedraoui (CNET News) 翻訳校正: 編集部2026年08月07日 10時01分

 「ChatGPT」の無料ユーザーを悩ませてきた利用上限が、近く緩和される。OpenAIは米国時間8月6日、無料版ChatGPTでテキストチャットを無制限に利用できるようにすると発表した。有料ユーザー向けには、既定モデルのアップグレードも実施する。

GPTという文字のイラスト 提供:Zain bin Awais/CNET
※クリックすると拡大画像が見られます

 AIチャットボットなどを使ううえで、利用上限は特に煩わしいものの1つだ。月額20ドルの有料プランに加入していない人や、勤務先が企業向けプランを契約していない人は、その日の利用上限に達したというメッセージをChatGPTで目にしたことがあるだろう。今後、無料ユーザーのテキストチャットに関する上限は撤廃される。ただし、画像生成、ファイルのアップロード、音声ツールには引き続き上限が適用される。

 無料ユーザーと有料ユーザーの新たな既定モデルには、OpenAIの最新モデルファミリーの軽量版「GPT-5.6 Luna」が採用される。Lunaは現在の既定モデル「GPT-5.5 Instant」を上回る性能を示しており、OpenAIによると、事実に関する誤りの発生頻度はLunaの方が62%低かったという。無料ユーザーと月額8ドルの「Go」プラン加入者には、新たに「Think」ボタンも提供される。回答の処理により長い時間をかけることで、難しい質問に答えやすくする機能だ。

 月額20ドルの「Plus」と月額200ドルの「Pro」のユーザーも、上位モデル「GPT-5.6 Sol」を利用する際に改善を実感できそうだ。OpenAIによると、ウェブ調査、文章作成、計画立案、意思決定など、日常的な作業での性能を高めるためにSolを調整したという。不要な情報や過剰な書式を抑え、より練られた、要点を絞った回答を生成できる見込みだ。また、プロンプトへの回答にどの程度の処理能力を使わせるかを調整するスライダーも導入され、「GPT-5.6 High」から「Extra High」、さらに「Pro」へと引き上げられるようになる。

 Lunaは今週から新たな既定モデルとなり、無制限チャット、新しいThinkボタン、スライダーは来週に提供される見通しだ。なお、新機能の段階的な展開には数日かかる場合がある。

 学校や仕事でAIを使う人にとって、無制限チャットは便利かもしれない。一方、弱い立場にある一部の人々には問題となる可能性がある。AIチャットボットを過度に利用することで精神的な問題が生じたり、悪化したりした事例が複数あり、その後、AI企業を相手取った訴訟に発展したケースもある。ある訴訟では、娘にChatGPTの利用を続けさせるため、OpenAIが必要な安全策を講じなかったと母親が主張している。同様の懸念は、ソーシャルメディア企業を相手取った複数の訴訟の背景にもある。意図的に依存を促す設計によって、若者や弱い立場にあるユーザーに被害が生じたという訴えだ。

 OpenAIは、18歳未満のユーザーに対し、「恋愛的なロールプレイや年齢制限の対象となるチャレンジを避け、現実の人間関係に代わる存在として振る舞わない」よう、モデルに安全策を追加したとしている。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

Amazonで開催中のセールを見る

Amazonのアソシエイトとして、CNET Japanは適格販売により収入を得ています。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]