Craig Federighi氏はAppleの「ブーメラン」だ。
「Mac」を長年担当してきたBertrand Serlet氏が退職することになり、その職務を引き継ぐことになったFederighi氏は、1999年2月にAppleを去ってビジネスソフトウェア企業のAribaに移籍したが、2009年にAppleに復帰して、同社のデスクトップおよびノートブックコンピュータに搭載される「Mac OS X」の開発に関わるようになった。
Appleの先週の発表によると、Federighi氏は多くの人々の注目を浴びる役割を担うことになるという。同氏がMac OSグループを率いるのは、コンピュータとは一体どういうものなのかが不確かな時代だ。コンピュータはどのようなフォームファクタに収められ、どんなソフトウェアを使用するものなのか、あいまいになっている。
Mac OSはこの10年間、Appleのハードウェア戦略において非常に重要な役割を果たしてきた。Microsoftの「Windows」とは異なり、Apple製のハードウェアでのみ使用できるようになっており、Appleは競合他社よりも速いペースで新版を発表する戦略によって、ビジネスを構築してきた。Appleが2010年10月に明らかにしたように、同OSの進化における次のステップは、モバイル向けプラットフォーム「iOS」の機能と親しみやすさの一部をMac OSに還元することだ。その統合作業を進める方法と方向性の大部分を担うのが、Mac OSを担当する人物である。
米CNETは、Federighi氏の新しい役割についてインタビューすることをAppleに申し出たが、それが聞き入れられることはなかった。
Federighi氏を最も端的に説明するなら、「ギークの神様」ということになる。同氏はカリフォルニア州ロサンゼルスに800万ドルの邸宅を購入した後も、夜中にコミュニティーメッセージボードに姿を見せて、自社製品の使い方を人々に教えるような人物である。約20年前には、アクションスターのJackie Chanと、ひどい髪型のファンであることも自ら認めている。
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