名代富士そば
名代富士そば(なだいふじそば)は、ダイタンホールディングス株式会社を統括企業とするダイタングループが運営する立ち食いそば・うどんチェーン店の名称である。通称「富士そば」。
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本社が入居するオダカビル | |
| 種類 | 株式会社 |
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| 本社所在地 |
〒151-0053 東京都渋谷区代々木一丁目36番1号 オダカビル3階 北緯35度41分2.7秒 東経139度42分4.4秒 / 北緯35.684083度 東経139.701222度座標: 北緯35度41分2.7秒 東経139度42分4.4秒 / 北緯35.684083度 東経139.701222度 |
| 設立 | 1985年7月29日 |
| 業種 | 小売業 |
| 法人番号 | 7020002014782 |
| 事業内容 | そば・うどん・カレーライス・天丼・牛丼・かつ丼の販売 |
| 代表者 | |
| 資本金 | 900万円 |
| 主要子会社 | #グループ企業参照 |
| 外部リンク | https://fujisoba.co.jp/company/ |
沿革
編集高度経済成長期、不動産業を手掛けていた丹道夫がサイドビジネスとして開始した立ち食いそば屋が原型とされている[1]。丹が役員を務めていた不動産会社は成長の最中にあったものの、時代が変わればに経営が傾くリスクがあると判断した丹は「日々の売上こそ少なくても、確実に日銭が入る」として飲食業への進出を他の役員らに提案した。その店名を落語の演目にちなんで「そば清」とし、渋谷に1号店を開業した後、西荻窪、新宿、池袋などに出店した[1]。
その後、丹はもう1人の役員と共に不動産会社から共同で独立し、そば清と会員制クラブの経営を引き継いだ[1]。しかし、クラブをめぐる経営方針の違いから、1971年には共同で独立した役員と袂を分かつことになった。丹は複数の飲食店を引き継ぎ、加えて建売住宅の販売に進出するなどとしたが事業は失敗し、複数の事業を手放すことになった。丹はその時点で残っていた立ち食いそば店に絞って事業の立て直しを図り、1972年に「名代富士そば」を創業した[1]。
2015年12月、丹道夫の長男・丹有樹が社長に就任した。元々2010年頃から「80歳になったら社長を譲る」と宣言していたという[2]。
店舗の特徴など
編集

店舗数
編集客層
編集立地と外装
編集内装
編集メニュー
編集業界の先駆けとして1987年(昭和62年)に、蕎麦を「生そば」に変更し[14][15][16]、小麦粉とそば粉の比率を「6:4」[17]として興和物産と紀州屋製麺の2社[18][19]から仕入れて品質や価格の維持に努めている。ダシは各店で仕込み[14][15][16][20]、タレは2009年に40年ぶりに仕入れ先を変更した[21]。
一部の店舗は2016年から押し出し式製麺機による店内製麺を導入しているが、「一度に茹でられる蕎麦の量が減る」ことから全店舗で使用する予定はない[17]。「揚げたてのカツでないとカツカレーは賞味が低下するが、揚げ時間の増大は回避したい」「カツ丼は作り置きのカツでもタレで煮込むと美味しくなる」ため、カツ丼を提供しつつもカツカレーは提供していない。カレーライスの上にカツ丼用のカツ(タレで煮込んで玉子とじになったカツ)を乗せた「カレーカツ丼」は一部の店舗で提供している[22]。
これらのこだわりが店舗毎に特徴となるため、「店舗ごとに味が違う」「バラつきが大きい」など顧客意見の対応は店舗の裁量に任せている[18]。
商品開発部は置かず、新商品は各店舗店長の裁量に任せて当該店舗で試験販売[18][23]し、販売数が多い場合にチェーン全体の定番や限定商品として採用することもある[18][23]。
2015年7月から「ちょい呑み」応需を企図し、一部店舗で15時から翌朝5時までの時間を「富士酒場」として、通常の麺類メニューに加えてビール・ハイボール・おつまみ類を提供している。枝豆や卵焼きなどのほかに天ぬきなどそば屋に由来する商品もあるが、「富士酒場」対応店でも店舗により差がある[24]。
- かけそば
- 天ぷらそば
- もりそば
- 冷やしそば
- カツ丼
- 富士そば カレーライス
広報活動
編集演歌と丹道夫
編集新業態
編集グループ企業
編集- ダイタン商事株式会社(購買管理)
- ダイタンフード株式会社
- ダイタン企画株式会社
- ダイタン食品株式会社
- ダイタンイート株式会社
- ダイタンミール株式会社
- ダイタンキッチン株式会社
- ダイタンディッシュ株式会社
上記のように、分社制度が取られている。これらは地域や事業内容による担当分けがあるのではなく、ダイタンホールディングスを除いて全て同一の事業内容(名代富士そばの店舗運営)を行っている[1]。グループ各社は独立採算制で、同じ駅前で近接した店舗でも経営母体は異なる事例も多い[19]。これは丹による、分社化によって競争意識を発生させるというポリシーに基づくものである[1]。
従来これらのグループ企業は個別にオフィスを構えていたが、2015年にホールディングス社がオフィスを東京の代々木へ移転した際、グループ企業もオフィスを集約した[19]。
2020年、荻窪を本拠とする老舗ラーメン店「春木屋」の経営権をダイタンフードが取得した。もともと春木屋の2代目店主が高齢になっており、事業継承の話が同社に持ち込まれたという[30][31]。富士そば系列入り後は、フードコートへの出店・通販への進出など、従来とは異なる展開も行っており、2022年12月には「第12回お取り寄せラーメンオブ・ザ・イヤー」でラーメン大賞を受賞した[31][32]。
脚注
編集- 1 2 3 4 5 6 7 丹道夫『「富士そば」は、なぜアルバイトにボーナスを出すのか』集英社、2017年。ISBN 978-4087210088。
- ↑ 80歳、長男を社長に 出店場所選びのコツを伝授 - NIKKEI STYLE・2018年10月5日
- ↑ 名代富士そば 祝100店舗達成企画 〜記念扇子プレゼント〜 - 富士そば・2013年7月10日
- ↑ https://www.facebook.com/photo.php?fbid=736304509718221&l=6b4668dd6d
- ↑ 富士そばが台湾進出、3年で10店展開目指す[商業] - NNA ASIA・2014年9月26日
- ↑ 台北で味わう富士そばは如何に?
- ↑ 《日系進出》富士そば、フィリピンに出店へ[食品] - NNA ASIA・2014年9月29日
- ↑ 突然あの「富士そば」で新メニュー開発をすることになった話【東京ソバット団】 - メシ通・2019年6月4日
- 1 2 3 特集ワイド:丹道夫・「富士そば」社長、CDアルバム発売 人生のそばに演歌を(インターネットアーカイブ) 毎日新聞東京 夕刊 2007年2月2日
- 1 2 3 【社長の私生活】ダイタンフード社長 丹道夫(インターネットアーカイブ)- ゲンダイネット 2006年8月21日
- 1 2 富士そばに外国人観光客殺到 人気の理由に意外な事実判明 - NEWSポストセブン 2011年9月28日
- 1 2 立ち食いの「富士そば」 外国人観光客に大人気?の秘密 - J-CASTニュース 2011年9月29日
- ↑ 大山店閉店のお知らせ。 - 富士そば・2016年1月27日
- 1 2 3 演歌に癒やされ、そばに真心 (参考資料)- 読売新聞ジョブサーチ 2007年3月28日
- 1 2 「お店のご紹介」 興和物産公式サイト
- 1 2 「味へのこだわり」 富士そば公式サイト
- 1 2 富士そば全店舗で唯一!そば粉を2倍使う慶應三田店がアツい - Excite Bit コネタ・2017年6月24日
- 1 2 3 4 テーマ1「富士そば」 『シルシルミシル』(テレビ朝日) 2009年11月18日放送
- 1 2 3 【富士そばの秘密:第1回】お店によって麺が違うという噂は本当なのか、食べ比べてみた【東京ソバット団】 - メシ通・2016年9月1日
- ↑ 『「富士そば」愛される理由−280円のかけそばに秘められた奇跡の物語』週刊ポスト 2007年4月20日号紙面
- ↑ 『週刊ダイヤモンド』2011年11月26日号 57ページ
- ↑ 富士そばが「カツカレー」よりも「カツ丼」をオススメする深い理由【東京ソバット団】 - メシ通・2016年10月31日
- 1 2 立ち食い「富士そば」オドロキの「冷しつけトマトそば」の味は? - J-CAST 2010年7月20日
- ↑ 「名代富士そば」も「ちょい呑み」参戦 回転率は後回しでお客を取り込む - J-CASTニュース・2015年9月27日
- ↑ 「富士そば」でいつも演歌が流れているのはなぜ? - CDジャーナル 2006年12月15日
- ↑ 新業態!「つけ蕎麦 たったん 渋谷並木橋本店」オープン! - 富士そば・2012年11月28日
- ↑ https://www.facebook.com/tukesobatattan/posts/943974029001899
- ↑ 富士そばの上階
- ↑ https://www.facebook.com/fujisoba/posts/1185848441430490
- ↑ 荻窪ラーメン・中華そばの老舗『春木屋』の経営権が巨大チェーン店『富士そば』の運営会社に移っていた!『春木屋』常連が語る“変化” - 週刊女性Prime・2023年2月10日
- 1 2 【ラーメン大賞】『荻窪中華そば 春木屋』丹代表「第12回お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー」SPインタビュー - 宅麺.com 2023年2月2日
- ↑ sbrjodysseybilling (2023年1月15日). “【イベントレポート】「第12回 お取り寄せラーメン オブ・ザ・イヤー/JAPAN BEST RAMEN AWARDS 2022」授賞式を開催”. グルメエックス株式会社. 2026年5月4日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 名代富士そば
- 富士そば (@fujisobar) - X(旧Twitter)
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