春の雪
劇場公開日:2005年10月29日 151分予告編・フォトギャラリー
解説・あらすじ
「GO」「世界の中心で、愛をさけぶ」「北の零年」の行定勲監督が、三島由紀夫の遺作となった「豊饒の海」4部作の第1章「春の海」を原作に描く純愛ロマン。舞台は大正時代。幼なじみの侯爵家の子息・清顕と伯爵家の令嬢・聡子。成長した2人はいつしか互いに惹かれ会うようになるが、聡子に宮家の王子との縁談が持ち上がる。人気俳優2人「69 sixty nine」「ローレライ」の妻夫木聡と「いま、会いにゆきます」の竹内結子が共演。
作品データ
| 製作年 | 2005年 |
|---|---|
| 製作国 | 日本 |
| 配給 | 東宝 |
| 劇場公開日 | 2005年10月29日 |
| 上映時間 | 151分 |
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映画レビュー
レビューする竹内結子はいいが
清様のイメージが全く違う
竹内結子さんを愛でる作品💓
ネタバレ注意
原作を読んだものとしては…
原作を読んだものとしてはひどいの一言につきる。 竹内結子、妻夫木聡の演技に文句をつけるつもりはない。 ただ、脚本、演出がひどすぎる。 原作のセンセーショナルな部分だけを、ぽんぽんと配置しましたという印象が強い。 綾倉伯爵と蓼科の会話と関係は、原作の中ではかなり後半で暴露されることで、豪華な食事の隠し味をこっそり表現したようなもにすぎない。メインではないのだよ。それを映画の冒頭にもってきて不穏感をあおる演出には、肯定できないし、この映画の方向性を示しているようで、いきなり、がっかりした。 それに物語の中心的役割を果たす、本多の軽さはひどいでしょう。本多は剣道なんかはしませんて。清顕と同じで、ずっと内省的な青年ですよ。とはいえ軟弱ではないし、行動力のある、聡明な青年なのですよ。この辺は演出、演技指導が間違っているということでしょう。 この濃密で緻密な原作を、2時間の映像に納めることは非常に難しいとは思いますけど、できないのであれば、やめればいいのである。 三島文学への冒涜である。
原作のファンとして
原作を読んだものなら分かる、 三島由紀夫の紡ぐ言葉があまりにも美しいのです。 「春の雪」原作を読むだけでも本当に体力の使う作品です。それを映像化するとは…。 妻夫木さん演じる松枝 か弱く卑屈で物語を拗らせる それでもまだまだ足りない 竹内さん演じる聡子 表情や声色だけでなく指先の動きまで麗しい それでもまだ足りない 高岡さん演じる本多 これは純粋に人選ミス感が強い 松枝に対する崇拝が全く感じられない (高岡さん原作読んでないのでは?) ただ、松枝(妻夫木さん)の端正な顔立ちや弱々しさを引き立てる要素にはなったかもしれない 脇を固める俳優陣 どちらかというとこちらの演技が素晴らしかった 人間の想像し得る限界の美しさを表現する 三島文学に挑んだ作品。 あまりに他者の評価が低く驚きました。 その多くが原作を読んでないのではないか? 清顕が身勝手で腹立たしい? それが清顕ですよ。 私はこれを映像化した製作陣に感謝したい。 一つ言っておきたいことは、 春の雪は豊饒の海四部作の第一部 でもこれ、第二部以降を製作する気無いですね。 清顕の3つの黒子を本多が見つけるシーンが無いことが残念でした。あぁ、この映画は第二部「奔馬」を製作する気はないのかと。 輪廻転生を描く作品を第一部のみで終わらせたら、それはただの1人の人生劇です。 だとしても、この映画は美しい。
映画評論
三島文学の世界観を壊さず美しく、だが…
雅な雰囲気の漂う中、李屏賓のカメラがゆっくり、登場人物たちの感情をさらりとなぞっていくかのように動いていく。思い描いていた通りの三島文学の世界がスクリーンに広がる。清顕の聡子に対する歪んだ感情表現が災いとなり、やがて取り返しのつかなく...

