自己評価についての、僕の経験と結論 精神科の先生に、こう言われたことがある。 「なんで、そんなに自己評価が低いんですか。松浦さんは世の中で名前が通っていて、成功した人ですよ。もう少し自分のことを評価してあげてください」 僕がうつ病で苦しんで、カウンセリングを受けていた時期のことだ。50歳前後だったと思う。しかも、一度きりでなく何度も言われた。 言われた瞬間のことは、よく覚えている。反発は、しなかった。ハッとしたのだ。 それまでの人生で、人から「自己評価が低い」と言われたことは一度もなかった。そういう言葉があること自体、考えたこともなかった。僕はただ、「俺は大したやつじゃない」というのを、空が青いのと同じような、ただの事実として、疑わずに持ち歩いてきた。 それが先生の一言で、初めて別の見え方をした。事実だと思っていたものは、ただの僕の採点だった。俺がダメなのではなくて、俺の採点が辛いだけかも



