2026-07-30

「みいちゃん山田さん」を誤読して作者叩きする人たち

「どうでもいい…」「バズればいいんだよバズれば!」が執筆動機だと作者自ら漫画暴露してくれているので、それがテーマでそれに沿った作品になるのでしょうな→ https://twiman.net/user/1697622035898433536/1831571866542395428

自分マンガ他人が不幸になってもどうでもいいと言ってた人がそんな高尚な意志を持って描くかよhttps://x.com/shirouzu_pua/status/2081130569153622102

こういうブコメが多くの星を集めているのを見ると、かなり異常な状況だと感じる。

セリフに書かれていること=作者やキャラクター本心」ではない。

問題の「どうでもいい」というセリフの顔が曇っていることから、そのセリフ強がりにすぎないことが読み取れる。本当にどうでもいいのであれば無表情で描かれるはずだ。HUNTERxHUNTERでウヴォーギンが「別に何も」と答えたコマみたいに。

しかも、その直前には「どうでもいいと思っていても、人は結局『良いものにしよう』としてしまう性らしい……」というモノローグが置かれている。その流れで「あなた漫画は人を不幸にする漫画だよ!?」「どうでもいい……」というやり取りが続く。

この構成を見れば、「どうでもいい」と言い張っている主人公が、本当はそう思い切れておらず、これから「良いもの」を描こうとする方向へ心が変化していく物語の導入だと読むのが自然だ。

主人公がひねくれたことを口にするのは、そこから成長や変化が始まることを示す定番の導入である。例えば恋愛作品主人公が冒頭に「男(女)なんてくだらない」と言えば、それはむしろ異性に惹かれていく物語の始まりを予感させる演出だろう。それを作者の思想のものと受け取るのは、作品の読み方としてかなり無理がある。

さらに言えば、この主人公は作者本人ではなく山田さんである。これは『みいちゃん山田さん』という物語の一エピソードであり、作者のエッセイではない。もちろん、キャラクターに作者自身投影されることはある。しかし、この「どうでもいい」というセリフは、物語上の演出意図してキャラクターに語らせていることが明らかだ。

文脈無視した批判が多くの支持を集めている状況を見ると、「作者を叩くための材料」として断片だけが消費されているように思える。まるで目を真っ赤にした王蟲の群れみたいだ。

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