カプコン(大阪市)の人気ゲームソフト「バイオハザード」が発売25周年を迎えた。シリーズ累計の販売数は1億本を超える。だが当初の開発メンバーは、経験の浅い若手が中心だった。そこから世界的なヒット作品になれた理由とは。
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米国の田舎町で猟奇的な殺人事件が続き、解決のために主人公ら特殊部隊が送り込まれる。そこにいたのは人間を襲うゾンビたち。戦いを続けるなか、やがてゾンビたちを生んだ黒幕が明らかになり――。
1996年に発売された「バイオハザード」は、そんな映画顔負けのストーリーで始まった。恐怖感の中で物語の謎を解きながら、武器を集めてゾンビなどのモンスターを倒す「ホラーアクション」というジャンルの草分けとなった。
海外でも人気が高く、5月発売の最新作「バイオハザード ヴィレッジ」は約2カ月間で450万本が売れた。シリーズはもともとソニーのゲーム機「プレイステーション」向けだが、他のゲーム機への移植版や過去作品のリメイクなどを含めると、作品数は150近くにのぼる。
そんな人気シリーズも、1作目は実験的な位置づけだった。同社として初めて3次元CGのゲームを作ることになり、そのテーマが「ゾンビ」に決まった。
開発陣は若手が多く集められた。現在シリーズの開発を統括する竹内潤常務(50)は当時、入社4年目。主力のアクションゲーム「ストリートファイター」の開発チームから移った。「メインストリームから外れたな、と思いました」
経験の浅い若手中心に集められた開発メンバー。社内での議論や開発陣の苦悩。世界的人気となったバイオハザードの制作秘話をお伝えします。
当時はゾンビが登場するゲー…
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