オピニオン
ピックアップ
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松尾貴史のちょっと違和感
「排除アート」「排除ベンチ」 不寛容で狭い発想の造作
2/9 02:02注目の連載 1630文字京王井の頭線の渋谷駅西口前に、狭いスペースがある。「ウェーヴの広場」と名付けられているのだが、チェーンで囲われて中に入れない。しかし名称は「広場」なのだ。 その「広場」には、斬新な墓碑のような鋭角に切り立った石のオブジェが大小多数並んでいる。そこには、「喫煙禁止」「この場所での喫煙はできません」と
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社説
石破・トランプ初会談 理念かすむ実利優先外交
2/9 02:01注目の連載 882文字安全保障と経済の両面で日米同盟を強化することでは一致した。だが、「法の支配」や国際ルールの重要性を確認できたか疑わしい。 石破茂首相が訪米し、トランプ大統領と初めて会談した。トランプ氏が「素晴らしい首相」と持ち上げると、石破氏は「誠実で強い使命感を持つ」と応じるなど個人的な信頼関係の構築を強調した
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社説
就活ハラスメント 根絶へ実効性ある対策を
2/9 02:01注目の連載 856文字社会へ歩み出そうとする若者の人権を踏みにじり、将来の可能性を奪う行為は断じて許されない。 就職活動に取り組む学生らへのセクシュアルハラスメントを防ぐため、企業に対策を義務付ける男女雇用機会均等法改正案が通常国会に提出される。 相談窓口の整備、従業員への周知や啓発などが必要となる。 就活やインターン
新着記事
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近事片々
「法の支配に基づく国際秩序」「人間の尊厳の保護」「多国間機関との協働」…
2025/2/10 13:12 264文字「法の支配に基づく国際秩序」「人間の尊厳の保護」「多国間機関との協働」……。 ◇ 「岸田・バイデン」の共同声明にあった輝き放つ文言消え。「石破・トランプ」が築く「黄金時代」の価値観とは。 ◇ 「世界に対する強い使命感持たれた方」とヨイショの首相。「米国第一」の片棒担ぐことになら
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憂楽帳
アンモナイトと夢
2025/2/10 13:12 434文字<まだ夢を見るのだらうか議事堂の壁に隠れたアンモナイトも> 「夢」を題に開かれた新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」。一般入選者の小学校教諭、吉田光男さん(60)=埼玉県朝霞市=は国会議事堂の壁に埋まったアンモナイトの化石を歌にした。天皇陛下も興味を持った様子で、行事後には化石の場所を尋ね、「ちょっと
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犬が西向きゃ
マールブルグ病と米政権=高尾具成
2025/2/10 13:06 911文字世界保健機関(WHO)は1月14日、マールブルグウイルス感染症の疑いにより東アフリカ・タンザニアで8人が死亡したと発表した。エボラ出血熱と似て、致死率が高く、恐れられている感染症だ。タンザニアでは2023年に続く発生で、隣国ルワンダでも昨年9月に発生した。大規模感染は防がれている。 発症まで感染力
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24色のペン
二宮尊徳と戦争、そして今=堀井泰孝
2025/2/10 06:00 2307文字まきを背負って歩きながら中国の思想書「大学」を読む「負薪(ふしん)読書」。かつて多くの小学校に設置されていた二宮尊徳(金次郎、1787~1856年)の像のことだ。尊徳は江戸時代後期の農政家で思想家。多くの農村を救済した彼の思想は、戦前に曲解され「悪用」された。茨城県筑西市の郷土史家で尊徳研究家の桐
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特派員の目
韓国戒厳令は占い? 宣布日の不気味な符号拡散=福岡静哉(ソウル)
2025/2/9 16:00 980文字「12月12日午後10時2分に2度目の『非常戒厳』が宣布される」。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が昨年12月3日に非常戒厳を宣布した後、韓国ではインターネット上でこんな書き込みが相次いだ。当時は、非常戒厳に失敗した尹氏が再び宣布するとの疑念が野党勢力などで根強かった。だがなぜ、日付の「予言
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24色のペン
韓国極右勢力を増幅させた生態系=堀山明子
2025/2/9 06:00 2365文字韓国で「不正選挙陰謀論」がおさまらない。不正選挙疑惑解明のため非常戒厳を宣言した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が弾劾され、逮捕された後も、インターネット上では極右勢力が「中国工作員が選挙管理委員会に関与」と新たな説を拡散している。 陰謀論者は暴徒化し、尹氏の拘束の継続を認める令状を発付した裁判所を
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余録
石破茂首相に政界への道を開いた師…
2025/2/9 02:02注目の連載 620文字石破茂首相に政界への道を開いた師、田中角栄元首相(故人)は外交でも独自色を発揮した。1972年、米国に先んじて中国との国交正常化に踏み切った。翌73年にエネルギー調達のための資源外交を活発化。第4次中東戦争の際は原油禁輸を回避するため、アラブ寄りに政策を転換した。こうした路線は対米関係で緊張をもた
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松尾貴史のちょっと違和感
「排除アート」「排除ベンチ」 不寛容で狭い発想の造作
2025/2/9 02:02注目の連載 1630文字京王井の頭線の渋谷駅西口前に、狭いスペースがある。「ウェーヴの広場」と名付けられているのだが、チェーンで囲われて中に入れない。しかし名称は「広場」なのだ。 その「広場」には、斬新な墓碑のような鋭角に切り立った石のオブジェが大小多数並んでいる。そこには、「喫煙禁止」「この場所での喫煙はできません」と
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社説
石破・トランプ初会談 理念かすむ実利優先外交
2025/2/9 02:01注目の連載 882文字安全保障と経済の両面で日米同盟を強化することでは一致した。だが、「法の支配」や国際ルールの重要性を確認できたか疑わしい。 石破茂首相が訪米し、トランプ大統領と初めて会談した。トランプ氏が「素晴らしい首相」と持ち上げると、石破氏は「誠実で強い使命感を持つ」と応じるなど個人的な信頼関係の構築を強調した
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ミニ論点
日米首脳会談 神保謙氏 慶応大教授(国際政治学)/木内登英氏 野村総研エグゼクティブ・エコノミスト
2025/2/9 02:01 1203文字◇問われる同盟具体化 神保謙氏 慶応大教授(国際政治学) 今回の首脳会談には大きく二つの狙いがあった。日米同盟の基盤と継続性を確認することと、首脳間の個人的な信頼関係を構築することだが、いずれもおおむね成功したと言える。トランプ氏は就任以降、異常なスタートダッシュを決めている。同盟国のカナダやNA
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社説
就活ハラスメント 根絶へ実効性ある対策を
2025/2/9 02:01注目の連載 856文字社会へ歩み出そうとする若者の人権を踏みにじり、将来の可能性を奪う行為は断じて許されない。 就職活動に取り組む学生らへのセクシュアルハラスメントを防ぐため、企業に対策を義務付ける男女雇用機会均等法改正案が通常国会に提出される。 相談窓口の整備、従業員への周知や啓発などが必要となる。 就活やインターン
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クローズアップ
日米首脳会談 円満に、関係構築一歩
2025/2/9 02:01 2301文字石破茂首相とトランプ米大統領との初の日米首脳会談は、「日米関係の新たな黄金時代を追求する」との決意を共同声明に盛り込むなど、強固な日米同盟を内外にアピールする形となった。世界を揺るがすトランプ氏の予測不能な発言もほとんどなく、日本政府関係者は一様に安堵(あんど)している。 ◇日 「想定外」なく、安
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時代の風
まかり通る日本の虚構 主観の共有、脱さねば=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員
2025/2/9 02:01注目の連載 1731文字昨年末の当欄に、以下のように書いた。 「『テレビで真実を知った』という人は、年々減っていきそうだ。だが『ネットで真実を知った』という人が減り始めるまでには、あとどれくらいの年月と、失敗を重ねなければならないのだろうか」 人間の脳は、皆が口々に同じことを言っていると、自分も何となく信じてしまうように
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滝野隆浩の掃苔記
「手作り」料理の幸せ
2025/2/9 02:00 948文字<滝野隆浩の掃苔記(そうたいき)> 数の子、栗きんとん、黒豆、なますに田作り……。昨年暮れ「ヘルスケアサービス」(千葉県松戸市)の三木京子社長(75)はスタッフと一緒に、おせちを作った。九州からブリが届き、元日は「年に1度」の刺し身も出した。 運営する施設のひとつ「明音色(あかねいろ)」(看護小規
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そこが聞きたい
結論出ぬ「医師処分基準」 金沢大付属病院特任教授・野村英樹氏
2025/2/9 02:00 2107文字<くらしナビ ライフスタイル> 医師が患者と不適切な性的関係を持ったり患者に対してわいせつ行為をしたりした場合の行政処分について、2021年から厚生労働省の審議会で議論が行われたが、処分の基準策定には至らなかった。医師の倫理に詳しく、プロフェッショナル教育に長くかかわっている野村英樹・金沢大付属病
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近事片々
初の日米首脳会談は…
2025/2/8 13:08 260文字初の日米首脳会談は「ハンサム」「敬愛してやまない」と褒め合う友好ムード。 ◇ 就任以来、世界を惑わせ、怒らせた振る舞いへの苦言は呈さず。USスチールは「買収ではなく投資」で合意。 ◇ 信頼関係を作る、という意味では上々かもしれない。だが、本当の国益に、地球益になるのか。首相の胸
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余録
「南史筆を曲げず」。中国古代の史官が命を賭して…
2025/2/8 02:04注目の連載 614文字「南史筆を曲げず」。中国古代の史官が命を賭して主君殺害の史実を記録に残そうとした故事を指す。紙ではなく竹簡に記録した時代で「太史の簡」とも言う。権勢を恐れず、真実を記録する官吏の理想を指す言葉として伝えられてきた▲逆に「曲筆舞文」は事実を曲げた文章を書くことだ。職務に忠実な「南史」が「曲筆舞文」の
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井上英介の喫水線
悪夢阻んだ寺への感謝状
2025/2/8 02:02 2021文字能登半島の北端に、小さな集落がある。目の前に冬の荒れる日本海が、背後には急峻(きゅうしゅん)な山が迫り、狭い平地に家々が身を寄せ合うように張りついている。灰色の海辺の風景は、昨年元日の能登半島地震で激変したはずだ。でも、昨年12月に初めて訪ねた私にその変化は分からない。石川県珠洲市高屋地区。この一
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ひと
迫田裕治さん=第100代警視総監に就任
2025/2/8 02:02 633文字◇迫田裕治(さこだ・ゆうじ)さん(56) 1991年の警察庁入庁以降、公安・外事部門の要職を歴任し、「インテリジェンスのプロ」と評される。原点は、4年目に赴任した愛媛県警公安課長時代にある。 95年に東京でオウム真理教による地下鉄サリン事件が起きた。容疑者が「お遍路姿で四国に逃亡している」「松山か
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社説
国会の予算案審議 骨太の議論こそ聞きたい
2025/2/8 02:01注目の連載 844文字政府予算のチェックは、国会の重要な役割だ。限られた財源をいかに賢く使って国民生活の向上につなげるか。腰を据えた議論が欠かせない。 少数与党の石破茂政権は、野党の協力がなければ来年度予算案を成立させられない。従来、予算審議は政府案を原案のまま可決するのが通例で、形骸化していた。今回は、どのような修正
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