アート・書
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ART
美術 この1年 問い直し、永続的に
2024/12/23 13:04 2716文字「私たちの学会が何を見て、何を見落としてきたのか、今なお見えていないものは何かを問い、これからの研究の可能性を探りたい」。そんな言葉を聞いたのは、11月にあった明治美術学会40周年の記念シンポジウムであった。「近代」や「日本」「美術」について概念を疑い、視点の更新を迫るものだったが、これは、表現行
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Interview
村木嵐さん(作家) 家康と時代を駆けた人々 連作短編集『いつかの朔日』刊行
2024/12/23 13:04 1375文字「あれも書きたい、これも書きたいって、気が散りっぱなしなんです」 そう言って笑うのは、来年で作家生活15年を迎える村木嵐さん。2023年刊の『まいまいつぶろ』が直木賞候補に選ばれるなど、歴史小説の気鋭の書き手として注目を集めている。新刊『いつかの朔日(さくじつ)』(集英社)は、14~17年に小説誌
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この1年
漫画 ウェブ連載からも花開く=いしかわじゅん(漫画家)
2024/12/23 13:04 1725文字出版界は、ますます風雲急を告げている。 総部数が多いだけに、漫画界は特にそうだ。 売れる本と売れない本との格差はどんどん開いてくるし、雑誌は部数を減らし続けている。先日、漫画関係者と鼎談(ていだん)があったのだが、そこでぼくはスーパーマーケットの話をした。地方都市に巨大スーパーが進出し、周りの小規
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ART
美術 この1年 2024年の展覧会3選=中村史子(大阪中之島美術館学芸員)
2024/12/23 13:04 239文字■中村史子(大阪中之島美術館学芸員)(1)シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝(東京・森美術館)(2)北川民次展―メキシコから日本へ(名古屋市美術館、東京・世田谷美術館、福島・郡山市立美術館<※25年1月 開幕予定>)(3)荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ(東京・国立新美術館)
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ART
美術 この1年 2024年の展覧会3選=佐藤康宏(東京大学名誉教授)
2024/12/23 13:04 219文字■佐藤康宏(東京大学名誉教授)(1)神護寺 空海と真言密教のはじまり(東京国立博物館)(2)雪舟伝説 「画聖」の誕生(京都国立博物館)(3)仙境 南画の聖地、ここにあり(和歌山県立近代美術館、和歌山・田辺市立美術館、同・熊野古道なかへち美術館) (1)は「薬師如来立像」を見やすい環境で展示したのが
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三毒狩り
/399 東山彰良 画 信濃八太郎
2024/12/23 13:04 972文字その妹子(メイヅ)が顔を上げて風のにおいをしきりに嗅ぎだしたのは、ようやく家並みの彼方(かなた)に聖ラザロ聖堂の尖塔(せんとう)が望めるようになったころだった。「どうしたんじゃ?」 妹子は答えず、小首をひねるばかりだった。 交差点をいくつか渡って大教堂前の本通りに出たところで、佟雨龍にもやっと事情
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消えた「幕末オールスターの集合写真」 長野の相撲資料館なぜ撤去?
2024/12/23 09:00 2306文字坂本龍馬や西郷隆盛、高杉晋作ら幕末の志士44人を撮ったとされる集合写真が長野県内の資料館から12月中旬、ひっそりと撤去された。集合写真は研究者の間で「写っている人々は龍馬らではない」という評価が既に固まっているにもかかわらず、いまだに「幕末オールスターの集合写真」といった風説が流れ続けている。なぜ
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文化審答申 国史跡の範囲拡大 但馬国分寺跡など /兵庫
2024/12/23 05:06 300文字文化審議会は20日、国指定史跡の「加茂遺跡」(川西市加茂1)「但馬国分寺跡」(豊岡市日高町)の範囲を拡大して追加指定するよう文部科学相に答申した。 加茂遺跡は弥生時代中期の大規模集落。周りを柵で囲み、濠(ほり)を巡らせるなどの構造が良好に分かることから2000年に史跡指定された。今回は1915(大
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毎日書道展の昇格者決まる /滋賀
2024/12/23 05:05 55文字毎日書道会は16日の理事会で、県内の毎日書道展昇格者を次の通り決めた。(敬称略) <会員>北川雅子、古迫司水
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画家11人の作品25点 玉城 チャリティー色紙展 /三重
2024/12/23 05:04 350文字作品を販売し地域福祉に役立てる「チャリティー色紙展」が、玉城町宮古のギャラリーボナール伊勢玉城館で開かれている。25日まで。前田珠男館長は「お気に入りの作品が手に入り、地域福祉にも役立つ。ぜひご協力ください」と来場を呼び掛けている。 年末の恒例企画で36回目を迎えた。今年は県内外で活躍する11人の
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全国児童画コン・文部科学大臣賞 札幌の野口梨々花さん 雨の日だって遊べるよ /北海道
2024/12/23 05:01 208文字「第43回全国児童画コンクール」(毎日新聞社・毎日小学生新聞・日本児童画振興会主催、文部科学省後援、CGCグループ協賛)で、札幌市のひよこ保育園平岸ルーム、野口梨々花さんが文部科学大臣賞を受賞した。同コンクールの応募総数は47万2461点だった。 野口さんの父親の晴太さんは作品「雨」について「雨の
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大佛次郎賞
大佛次郎賞に日比野啓さん
2024/12/23 05:00 99文字第51回大佛次郎賞(朝日新聞社主催)が成蹊大文学部教授、日比野啓さん(57)の「『喜劇』の誕生 評伝・曾我廼家(そがのや)五郎」(白水社)に決まった。 贈呈式は来年1月30日、東京都内で開かれる。
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大佛次郎賞に日比野啓さん「『喜劇』の誕生 評伝・曾我廼家五郎」
2024/12/23 05:00 98文字第51回大佛次郎賞(朝日新聞社主催)が成蹊大文学部教授、日比野啓さん(57)の「『喜劇』の誕生 評伝・曾我廼家(そがのや)五郎」(白水社)に決まった。贈呈式は来年1月30日、東京都内で開かれる。
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毎日歌壇・俳壇 12月23日の特選より
2024/12/23 04:00 375文字<俳句>井上康明選 ◇龍太逝き十八年の雪積もる(高松市 島田章平) <短歌>水原紫苑選 ◇夢はいつ夢をみている ぼんやりと徐々に靡いていく泡立草(平塚市 芝澤樹) 現代俳句の新境地を切り開いた飯田龍太が2007年2月25日に85歳で死去してから間もなく18年。島田さんは過ぎ去った歳月と偉大な俳人への
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絵本
ポルトガル発の絵本、話題 静かに暴く戦争の素顔
2024/12/23 02:02 1073文字<戦争は、自分がどこで恐れられ、歓迎されるのかを、よくわかっている> <戦争は、物語を語れたことがない> すべて「戦争は、」で始まる印象的な短い言葉と黒や灰色を基調にしたシンプルな絵。ポルトガルの著名な文学者と、その息子のイラストレーターが合作した絵本『戦争は、』(木下真穂さん訳、岩波書店)は、戦
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大西巨人
「神聖喜劇」大西巨人、没後10年 貫いた反権力・反差別 私憤を公憤に 優生思想に猛抗議
2024/12/23 02:02 2597文字戦後日本文学の金字塔『神聖喜劇』。作家・大西巨人(1916~2014年)は軍隊の不条理を社会の縮図として描いた。執筆に費やした時間は約25年、原稿用紙は約4700枚。没後10年の節目に反権力、反差別を貫いた巨人の作品、言論を振り返る。 『神聖喜劇』は巨人の体験が下敷きだ。陸軍二等兵の東堂太郎が不条
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浮動
/217 上田岳弘 倉田悟・絵
2024/12/23 02:02 877文字「その前に問題提起を終えましょう。壁博士は壁の高さは∞だと言った。その前提で今回のプロジェクトを進めるべきだと」 私は頷(うなず)く。 満足げに彼人(かのひと)も頷く。「だとしたら変じゃない?」 彼人は顔のあたりで、手の平を離したまま向かい合わせる。そして両手を、徐々に近づけていく。「あなたの飛行機
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若き「なまはげ」たち、大みそかに向け所作を勉強 秋田・男鹿
2024/12/22 10:15 526文字ユネスコ無形文化遺産に登録されている秋田県男鹿市の民俗行事「なまはげ」の伝統を継承していこうと、迫力ある声や体の動きなどを学ぶ「なまはげ行事所作講習会」が開かれた。 なまはげは、怠け心を戒め、無病息災や田畑の実り、山の幸、海の幸をもたらす来訪神。若者たちが鬼のようなお面姿のなまはげにふんし、大みそ
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点字毎日 点毎文化賞で表彰、石川さんに肖像盾 「いつか受賞したかった」
2024/12/22 10:06 812文字第61回点字毎日文化賞に選ばれた静岡県立大名誉教授の石川准さんへ2日、毎日新聞社から表彰状と本賞の本人肖像盾、副賞の中村京太郎賞(置き時計)、日本盲人福祉委員会奨励賞(賞金30万円)が贈られた。濱井良文編集長から表彰された石川さんは「いつか受賞したいと思っていたのでうれしい」と喜んだ。 石川さんは
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点字毎日 日常生活用具で盲ろう児者向けの実態調査
2024/12/22 10:06 409文字盲ろう児者の日常生活用具について、アンケートで実態調査が行われている。調査は厚生労働省の委託で、大阪教育大特別支援教育部門准教授で弱視難聴の奈良里紗さんと、山形大地域教育文化学部准教授の池田彩乃さんらがまとめる。 池田さんによると、今回の調査は昨年1月に全国盲ろう者協会が厚労省に提出した「盲ろう者
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