アート・書
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三毒狩り
/389 東山彰良 画 信濃八太郎
2024/12/11 13:07 1035文字むかし無空和尚に見せてもらった六道輪廻(りんね)図を思い出した。外縁に恐ろしい無常大鬼がいて、それから六道の輪があり、人間界があり、三毒は輪の真ん中にいる。あたたかな羽毛布団のようなあきらめにふんわりと包まれていくのを佟雨龍は感じた。いまなら三毒が六道輪廻図の真ん中に描かれている理由がなんとなくわ
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BeMe~私らしく
女性を縛る日本語研究 寿岳章子の評伝 闘う一方、私生活を満喫
2024/12/11 13:07 2014文字日本語研究者の遠藤織枝さん(86)が今秋、『寿岳章子(じゅがくあきこ) 女とことばと憲法と』(かもがわ出版)を刊行した。日本語に潜む「女らしさ」のレッテルに早くから異を唱えた国語学者、寿岳章子(1924~2005年)の評伝だ。執筆のきっかけとなった新発見の日記には、日常に根を張る女性差別に怒り、研
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静けさの中、移ろう光 千葉・DIC川村記念美術館で西川勝人展
2024/12/11 13:07 1058文字ドイツを拠点とするアーティスト、西川勝人さんの個展「西川勝人 静寂の響き」がDIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)で開かれている。 西川さんは1949年東京生まれ。慶応大卒業後の73年にドイツへ渡り、デュッセルドルフ美術アカデミーで学んだのち、80年代から制作を始めた。作品に通底するのは光、そして陰
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Topics
シベリア抑留記録・文化賞 「民間人」に思い寄せ 最後の贈呈式、受賞者が喜びと抱負
2024/12/11 13:07 897文字シベリア抑留を題材にした表現活動や記録で功績のあった人を顕彰する第10回「シベリア抑留記録・文化賞」の贈呈式が11月24日、東京都内で開かれた。参加した約60人が祝福する中、受賞者が喜びと今後の抱負などを述べた。 ノンフィクションライターの石村博子さん(73)は、『脱露 シベリア民間人抑留、凍土か
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ふるさと納税で「燻蒸体験」 静岡・御殿場の秩父宮記念公園
2024/12/11 12:00動画あり 696文字静岡県御殿場市は秩父宮記念公園(同市東田中)の母屋の燻蒸(くんじょう)体験を、ふるさと納税の新たな体験型返礼品とすることを決め、10日、報道陣向けの体験会が開かれた。母屋は1941年から約10年間、昭和天皇の弟である秩父宮さま(1902~53年)が過ごしたかやぶきの建物で市文化財に指定されている。
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谷川俊太郎さんも称賛 「書体設計士」鳥海修さんが語る仕事の神髄
2024/12/11 09:30 1397文字秋田と山形にまたがる鳥海山のふもと。豊かな雪解け水が潤す庄内平野。そんな故郷の風景と重ね合わせるかのように、「水のような、空気のような」文字作りに長年、まい進してきた。 「書体」「フォント」などと呼ばれる文字のデザインを手掛けてきた鳥海(とりのうみ)修さん(69)=長野県=の講演会が7日、出身地の
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血圧157→138 鑑賞で心と体に癒やし 世界が注目「博物館浴」の効果
2024/12/11 05:30 2344文字ミュージアムに行けば高血圧も改善――? 博物館や美術館鑑賞による「癒やし」効果の研究が福岡を拠点に進んでいる。実験の結果、ストレスを緩和したり、血圧を正常化させたりなどの効果を確認。「博物館浴」と名付けられたこの取り組み、仕掛け人の緒方泉・九州産業大特任教授(博物館学)は「ミュージアム鑑賞で心身の
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福岡城の天守閣「あった」 市が新資料発見
2024/12/11 05:11 413文字福岡市は10日、実在したかどうかが論争となっている、福岡城の天守閣の存在をうかがわせる新資料が見つかったと発表した。福岡城の天守閣を巡っては地元経済団体を中心に再建を求める声が上がっており、影響を与える可能性もある。 福岡城は初代福岡藩主の黒田長政と父如水(官兵衛)が築城。1601年から7年がかり
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書の甲子園・個人の部 大阪府知事賞 大分3年・河野朱里さん 大分南3年・岡本愛未さん /大分
2024/12/11 05:11 876文字◇墨の潤渇、表現に幅 河野朱里(あかり)さん(大分3年) 書道歴は10年以上に及ぶ。創作部門での受賞作「万葉のうた」は「書いていて楽しくて仕方なかった」作品だったと振り返る。 入部以来、かな文字を細字で書く表現方法を専門に取り組んできたが、顧問の一人、前田エリ子さんの筆さばきに憧れ、今回は太字を交
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生誕100年・山下清展
作品紹介/3 好む気持ちが伝わる作品 /福岡
2024/12/11 05:10 404文字◇「桜島」1954(昭和29)年、貼り絵 海に浮かぶ桜島のどっしりとした姿を中心に、その前景には画面を横に分割して線路を配しています。海には小船、線路には作業をしている人々なども描かれています。本作は山下清が日豊線に沿って九州を放浪した際、鹿児島市の竜ケ水付近から桜島を見た景色を貼り絵で表現したも
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第30回UBEビエンナーレ
作品紹介/1 力加わり内から生み出す /山口
2024/12/11 05:08 925文字◇Press block(大賞=宇部市賞) 作 渡久地佑弥 国内最大級の野外彫刻展「第30回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」(宇部市、UBEビエンナーレ運営委員会、毎日新聞社主催、UBE株式会社特別協賛)が、宇部市のときわ公園UBEビエンナーレ彫刻の丘で開かれている。戦後の街の美化と心の豊か
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やまとの神さま
南市恵毘須神社(奈良市) 商売繁盛「五日えびす」 /奈良
2024/12/11 05:07 657文字南市恵毘須(みなみいちえびす)神社は、奈良市の中心市街地にあるもちいどのセンター街に隣接する南市町に鎮座します。南市という市は鎌倉時代に開かれたとされ、高天(たかま)市、北市とともに「南都の三市」と呼ばれました。 この神社は春日大社の境外末社で、鎌倉時代の創建と伝わります。本殿は一間社春日造、祭神
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地域の文化財どう守る 損傷や盗難恐れ……過疎で管理限界 “未指定”にも保管施設整備を /奈良
2024/12/11 05:07 1490文字古代からの長い歴史を誇る県内では、重要な文化財と公式に指定はされていないものの、歴史的に貴重な仏像などが地域で多く保管されてきた。だが、人口減少による過疎が進む中、こうした未指定文化財の管理が急速に難しくなってきている。専門家は「住民に任せきりにする手法は限界に来ている。早く手を打たないと、盗難や
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バルビエ版画再現 収益金は被災者へ! 神戸松蔭女子大、25年カレンダー制作 /兵庫
2024/12/11 05:07 456文字神戸松蔭女子学院大(神戸市灘区)は、20世紀初頭のフランスで活躍したイラストレーター、ジョルジュ・バルビエの版画作品を基にした2025年のカレンダーを制作した=写真。収益金は地震や豪雨災害の被災者に寄付する。 神戸松蔭の魅力を写真で発信するプロジェクトで、15年度から大学図書館が所蔵するバルビエ作
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和紙人形で神話の世界 「躍動」の45体 阿部夫美子さん遺作展 伊勢で15日まで /三重
2024/12/11 05:06 753文字4月に他界した伊勢市宇治浦田の和紙人形作家、阿部夫美子さん(享年83)の遺作展が伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁(よこちょう)「旧おかげ座」で開かれている。神話や仏の世界を和紙で表現した躍動感や凛(りん)とした人形の表情が印象的な45体が並ぶ会場で長男の暖さん(54)は「母の作品を見てもらえる機会を
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「キレイ♥アート」作家出展 フェスタに30組 書家パフォーマンスも 伊賀 /三重
2024/12/11 05:05 397文字伊賀市と名張市の手作り作家らが出展するイベント「キレイ♥アートフェスタ」が8日、伊賀市西明寺の市文化会館で開かれた。アクセサリーや絵画など30組が自身の作品を展示販売したり、ワークショップを開催したりしたほか、ステージでは書道パフォーマンスなどが披露された。 イベントは2011年から開催。当初は年
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「美しい諏訪湖が原点」 報道写真家・樋口さん企画展 下諏訪 /長野
2024/12/11 05:04 474文字公害や原発事故など社会問題をテーマに取材を続ける長野県富士見町出身の報道写真家、樋口健二さん(87)=東京都国分寺市=の写真展「諏訪湖(すわのうみ)と私」が諏訪湖畔にある下諏訪町諏訪湖博物館・赤彦記念館(同町西高木)で開かれている。 樋口さんは4歳の時、父親に連れられて初めて諏訪湖を見て「わー、海
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「忠臣蔵」で一筆 尋牛会選抜書展 池田・19日から /大阪
2024/12/11 05:03 235文字尋牛会選抜書展(毎日新聞社後援)が19~22日、池田市栄町の阪急池田駅ビル内のギャルリⅤEGAで開かれる。入場無料。 テーマは「文楽仮名手本忠臣蔵」。尋牛会会長で毎日書道展審査会員の久保田心耀さんの作品「此功是忠之誠也」=写真=をはじめ、同展審査会員の二村耀月さん、相奈良仁耀さん、同展会員の上ノ山
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書の甲子園・個人の部 枚方1年・熊田さん、準大賞 「やる以上は全力で」 /大阪
2024/12/11 05:03 1024文字「書の甲子園」として知られる「第33回国際高校生選抜書展」(毎日新聞社、毎日書道会主催)の入賞・入選者が決まった。府内からは44団体、456点が出品され、府立枚方高1年の熊田薫さん(16)が個人の部準大賞に輝いた。【峰本浩二】 「受賞は驚いた。どれくらいすごいのか分からなかった」と熊田さんは喜ぶ。
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遊ナビ
催し /栃木
2024/12/11 05:03 267文字■高浜寛が考える「文学と漫画」―日本人がフランス小説を漫画化すると 1月24日18~20時、日仏会館ホール(東京都渋谷区・恵比寿駅)。第24回手塚治虫文化賞受賞の漫画家、高浜寛氏を講師に、漫画と文学の関係を考える講演。高浜氏はフランスの作家ミュリエル・バルベリの小説「京都に咲く一輪の薔薇(ばら)」
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