科学・テクノロジー
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広域災害やアマゾンの伐採防止に貢献へ 最新の観測衛星にかかる期待
2024/11/30 07:00 1821文字地球観測衛星「だいち4号」が今年7月、国産の新型主力ロケット「H3」で打ち上げられた。はるか上空から地球の表面の変化を検知する、最新鋭の政府衛星だ。用途は自然災害による地殻変動や建物被害から森林の監視まで及び、幅広い活躍が期待されている。 ◇電波で地表を見る「SAR衛星」 今年7月末、宇宙航空研究
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東電、柏崎刈羽原発6号機に核燃料装填へ 25年6月
2024/11/28 17:27 185文字東京電力は28日、柏崎刈羽原発6号機(新潟県)の原子炉へ来年6月10日に核燃料を装填予定とする工程表を発表した。核燃料装填までの工事工程の見通しが立ったためとし、再稼働の時期は「未定」としている。 柏崎刈羽原発6、7号機は2017年12月に原子力規制委員会の審査に合格し、うち7号機は24年4月に原
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神への挑戦―人知の向かう先は
AIが電力を食いつぶす 人間のあくなき欲望、社会や科学が向かう先
2024/11/28 05:20図解あり 3252文字人工知能(AI)が扱う膨大なデータが、電力需要を押し上げている。 三菱総合研究所によると、2040年には20年と比べ、国内で流通するデータ量は約350倍、データセンターの計算量は十数万倍になるという。 電力中央研究所は、50年までに電力消費量が37%増えると見積もる。いまだに発電の多くを化石燃料に
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「今回が最後の滞在に」 大西卓哉飛行士、ISS出発へ JAXA
2024/11/27 23:33 280文字国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大西卓哉飛行士(48)が27日、東京都内で記者会見し「私のISS滞在は今回で最後になるだろう。培った経験、知識の集大成になるよう成し遂げたい」と意気込みを語った。滞在は早ければ2025年2月から約半年間で、16年以来2度
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AIは将来ノーベル賞を取りますか? 化学賞ハサビス氏に聞いてみた
2024/11/26 10:00 3872文字米グーグル傘下、グーグル・ディープマインド社のデミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)が慶応医学賞の授賞式のため来日し、21日、東京都内で報道各社のインタビューに応じた。ハサビス氏が率いるチームは、革新的なディープラーニング(深層学習)の技術で人工知能(AI)の性能を飛躍的に高め、たんぱく質の複雑
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サンゴにマイクロプラスチック蓄積 1000年単位で環境中に残る恐れ
2024/11/26 09:50 274文字プラスチックごみによる海洋汚染をタイ周辺海域で調査し、紫外線の作用などで壊れて直径5ミリ以下となった「マイクロプラスチック」がサンゴに蓄積しているのを確認したと磯辺篤彦九州大教授(海洋物理学)らのチームが16日までに発表した。骨格に一度取り込まれると排出されず、死後も1000年単位で環境中に残り続
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ブタの腎臓をサルに移植成功 国内初 ヒトへの臨床研究へ
2024/11/25 12:08 693文字明治大発のベンチャー企業「ポル・メド・テック」(川崎市)などの研究チームは25日、ヒトに移植できるよう遺伝子を改変したブタの腎臓を、サルに移植することに成功したと発表した。ヒトに移植可能な臓器を使った異種移植は国内で初めて。早ければ再来年にもヒトへの臨床研究に進みたい考えだ。 種を越えて組織や臓器
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神への挑戦―人知の向かう先は
酷暑を乗り切るには「発汗」と… 環境生理学者が示す二つのカギ
2024/11/25 06:01 2398文字毎年のように襲う酷暑を、私たちはどう乗り越えることができるのか。「40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか」などの著書があり、体温調節の仕組みに詳しい早稲田大教授の永島計さんは、ヒトが生み出す熱に着目し、暑さ対策の手がかりを探ろうとしている。【聞き手・寺町六花】 同時公開の記事があります。 ◇
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神への挑戦―人知の向かう先は
熱中症、病害虫… 酷暑の脅威にヒトを適応させる、最新研究の可能性
2024/11/25 06:00図解あり 3362文字気候変動で、異常な酷暑が地球を襲っている。どうやって耐えるか。それを知るには、生き物が温度をコントロールする仕組みを知る必要がある。 東京慈恵医大の一室。ケージの中で、マウスがせわしなく動き回っている。 見た目は通常のマウスだが、全身麻酔をかけると、ある異変が起きる。体温の上昇が止まらなくなってし
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人体からプラスチック粒子の検出相次ぐ 健康への影響は?
2024/11/24 15:00 2164文字人体からプラスチックを検出したとする調査研究が今年、日本を含めた各国から相次いで報告され、健康影響に関心が高まっている。国際合意を目指して各国間で交渉中のプラスチック汚染防止条約でも、目的の一つに「人間の健康を守る」と盛り込まれそうだ。 ◇11人中4人の血液から プラスチックが直接的に健康被害をも
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小惑星リュウグウの砂から塩の結晶 京大などの研究チームが発表
2024/11/23 16:11 581文字探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰った試料から塩の結晶を見つけたと、京都大や東北大などの研究チームが国際学術誌ネイチャーアストロノミー電子版に発表した。研究チームは、天体の水や材料物質につながる有機物の進化を考える上で重要な成果になるとしている。 研究チームはリュウグウの砂を電子顕微鏡な
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海水で溶ける「超分子プラスチック」開発 理研、東大などのチーム
2024/11/22 04:00 497文字海水などで容易に分解される、無色透明で板状の「超分子プラスチック」を開発したと、理化学研究所(埼玉県和光市)や東京大などのチームが22日付の米科学誌サイエンスに発表した。強度や加工性は既存のものと同等。海洋プラスチック汚染の抑制につながると期待される。 相田卓三・理研グループディレクターによると、
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「AIは正当な科学と認められた」 ノーベル賞、ハサビス氏の展望
2024/11/21 20:18 709文字今年のノーベル化学賞を受賞する米グーグル傘下ディープマインド社の最高経営責任者(CEO)、デミス・ハサビス氏(48)が21日、東京都内で報道各社のインタビューに応じた。「AI(人工知能)は正当な科学だと認められた。AIは創薬や環境問題の解決などほぼ全ての分野で活用できる」と展望を語った。 囲碁のト
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AI開発でノーベル賞のハサビス氏、日本棋院を訪問 井山王座と対局
2024/11/21 20:16 783文字今年のノーベル化学賞に決まった米グーグル傘下ディープマインド社の最高経営責任者(CEO)のデミス・ハサビス氏(48)が21日、東京都千代田区の日本棋院を訪問した。ハサビス氏の来日に合わせ、日本棋院がハサビス氏側に来院を打診して実現した。 ハサビス氏はAI(人工知能)が自ら学習し判断能力を高める「デ
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神への挑戦―人知の向かう先は
大地に住めない「気候難民」が現実に 海上や宇宙に活路はあるのか
2024/11/21 06:00 3103文字気候変動によって、人が住めない大地が増える――。世界では、この問題がすでに現実になっている。 「にっちもさっちも行かない。自分たちの力ではどうしようもない」 アフリカ北西部モーリタニアの難民キャンプ。2021年から2年間難民支援に従事した、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の奥田暁仁さん(現シ
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短距離走に向かない遺伝子も いまアスリート研究に求められる倫理は
2024/11/19 07:00 3021文字遺伝子からスポーツの適性も分かる時代になりつつある。そんな中、国立スポーツ科学センター(JISS)が、2017年に始めたアスリートの遺伝子と、競技成績やけがのリスクの関連を調べる研究を22年に停止していたことが明らかになった。選手の選別、差別につながるとの懸念の声を受けての措置だったが、実際に研究
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絶滅防止へ、広がる動物細胞の凍結保存 米国ではクローンも誕生
2024/11/19 06:00 1889文字日本で絶滅が危惧される野生動物は約1500種にも上る。この課題に対処するため、動物の細胞を凍結保存する動きが広がりつつある。細胞はどのように保管され、どのように活用されるのか。ミクロの世界で進む「種の保存」の取り組みを追った。 ◇何十年、何百年先のために 豊橋総合動植物公園(愛知県)内の動物病院に
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神への挑戦
ゲノム編集したヒト胚を胎内に戻す移植を禁止 国内初の法規制へ
2024/11/18 19:54 791文字文部科学省と厚生労働省は18日、狙った遺伝子を書き換えられるゲノム編集を施したヒトの受精卵(ヒト胚)について、ヒトや動物の胎内に戻すことを禁止し、違反した場合には罰則を設ける方針案を、この日あった両省の専門委員会に示した。国内初の法規制に向けた具体的な検討が始まる。 中国人研究者が2018年、ゲノ
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神への挑戦―人知の向かう先は
CO2を永久に閉じ込める 太古の地球すら冷やした「本命」の効果は
2024/11/18 06:00図解あり 3069文字北海道大(札幌市)のキャンパスの一角にある畑。一面に育った飼料用のトウモロコシが黄色の実をつけ、収穫時期を迎えていた。 これは「二酸化炭素(CO2)を回収する畑」だという。当真要教授(土壌学)らの研究チームが作った。 見た目は普通の畑だが、細かく砕いた粉状の玄武岩が、土の中にたくさん含まれている。
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スポーツ施設が微小プラ〝汚染源〟に? 対応する自治体の秘策とは
2024/11/17 08:30図解あり 2321文字石油由来の微小なプラスチックが環境中に流出し、生態系に悪影響を及ぼすことが懸念されている。スポーツ施設などで使われている人工芝は微小プラの主な発生源だ。使用中の発生・流出を防ごうと、一部の自治体が対策に乗り出した。 ◇紫外線による劣化、踏みつけで発生 緑色の微小なプラごみが両手に山盛りに――。東京
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