本・書評
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いつの時代も輝き放つ 「名タイ」元記者・長坂英生さん出版 昭和・平成の中高生を記録 /愛知
2024/10/3 05:07 1430文字◇集団就職、学生運動、予備校のマンモス入学式 集団就職に修学旅行……。国鉄(当時)の専用列車はさまざまな子供たちを運んだ。携帯電話のない時代、大学入試会場には合否を伝える電報サービスの受付が並んだ。昭和・平成の中高生を取材した報道写真集「名古屋・青春・時代」(桜山社)には、いつの時代も輝きを放つ若
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多彩な3000冊一堂に 下関で「赤レンガ古本市」 /山口
2024/10/3 05:04 513文字読書愛好家らによる「赤レンガ古本市」が下関市唐戸町の旧下関英国領事館付属屋ギャラリーで開催された。市民や観光客らは出品者と会話を弾ませたり、所狭しと並んだ古本の中から予期せぬ一冊を見つけようとしたりして、それぞれが読書の秋を楽しんだ。 15回目の開催で今年は9月21日に開かれた。段ボール箱1個分に
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母の友
福音館「母の友」が来年休刊
2024/10/3 02:02 204文字福音館書店は月刊誌「母の友」を来年2月発売の2025年3月号をもって休刊すると発表した。「昨今の情報メディアをめぐる環境の大きな変化」が理由だとしている。 同誌は1953年創刊。子育て情報を提供する育児誌の先駆けとして知られ、子どもへの読み聞かせ向けのコーナーからは「ぐりとぐら」や「魔女の宅急便」
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ノーベル文学賞、村上春樹氏が賭け率で2番人気 1位は中国作家
2024/10/2 17:23 293文字10日発表のノーベル文学賞受賞者を予想する英ブックメーカー(賭け屋)のオッズ(賭け率)で、作家の村上春樹氏が2日時点で2番人気になっている。トップは、中国の女性作家、残雪氏。日本人では他に、金井美恵子氏と多和田葉子氏がリストに入った。 ブックメーカーは英大手のラドブロークス。村上氏は例年名前が挙げ
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福音館書店、「母の友」休刊へ 2025年3月号で 育児誌の先駆け
2024/10/2 16:32 208文字福音館書店は月刊誌「母の友」を来年2月発売の2025年3月号をもって休刊すると発表した。「昨今の情報メディアをめぐる環境の大きな変化」が理由だとしている。 同誌は1953年創刊。子育て情報を提供する育児誌の先駆けとして知られ、子どもへの読み聞かせ向けのコーナーからは「ぐりとぐら」や「魔女の宅急便」
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白石加代子さんの一人語り舞台「百物語」 ついに幕を下ろす理由
2024/10/2 15:00 1933文字「女優として大切なことは、ほとんど『百物語』で学んだ気がします」 狂気から情愛まで自在な演技を見せる白石加代子さんが、古今の文学作品を一人語りする舞台「百物語」。1992年にスタートし、2014年に99話で完結した後も、アンコール公演として人気作の再演を続けてきた。そんな白石さんのライフワークとも
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絵本においで
ドキドキ? ちゃうちゃう ちゃうねん /福岡
2024/10/2 05:22 414文字「すき」。家族や大好きなおやつにはよく言っているでしょうか。でも身近な友達から急に言われたら?甘酸っぱい言葉を巡るお話、「ちゃうちゃう ちゃうねん」を紹介します。 ゆいちゃんは学校で同じクラスのあっくんから「ぼく ゆいちゃんのこと すきかも」と言われます。驚いて理由を聞きますが、「来週 教えるわ」
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へルンとセツ いとしき日々 小泉八雲の妻節子 「思ひ出の記」復刻本 市長に贈呈 松江の魅力発信へ /島根
2024/10/1 05:07 769文字松江ゆかりの明治期の文豪、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻セツが八雲との思い出をつづった「思ひ出の記」(2003年に絶版)が八雲の命日の9月26日、ハーベスト出版(松江市)から復刻出版された。セツを主人公にしたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」が来年秋に放送されるのを機に、小泉八雲記念館(松江市
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記録ない「地方史」に夢中 気象庁勤務 札幌の山本竜也さん テーマ多岐に、本や論文多数発表 /北海道
2024/10/1 05:01 775文字札幌市の山本竜也さん(48)は、気象庁で働く傍ら地方史研究者としての顔も併せ持つ。テーマは空襲、ニシン漁、アイスキャンディーなどと多岐にわたる。1月に自身の著作や調査方法、地方史を執筆する人々の話をまとめた「地方史のつむぎ方 北海道を中心に」(尚学社)を出版。「誰も調べていなくて、面白くて、社会的
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「呪術廻戦」単行本1億部突破 きょう発売号で完結
2024/9/30 13:15 260文字アニメや映画でも人気を集めた漫画「呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)」(芥見下々(あくたみげげ)さん著)の単行本のシリーズ累計発行部数(電子版を含む)が1億部を突破したと、出版元の集英社が30日付で発表した。連載は同日発売の「週刊少年ジャンプ」44号で完結する。 同作は呪術師を育成する高専に通う主人公
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Interview
米澤泉さん(社会学者、甲南女子大教授) 2人のキョウコの共通点 『小泉今日子と岡崎京子』刊行
2024/9/30 13:14 1490文字物言うアイドル、物書くアイドル。小泉今日子さんは1980~90年代、そんな「型破り」なポジションでアイドル界に独自の道を切り開いた。同じころ、漫画界に風穴を開けたもう一人の「キョウコ」がいた。岡崎京子さんだ。社会学者の米澤泉・甲南女子大教授(女子文化論)は2人のキョウコに共通点を見いだし、「20世
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Topics
「春風亭一之輔の笑い」に迫った 「書き手としては敗北感」 ノンフィクションライター中村計が触れた「核心」
2024/9/30 13:14 1503文字春風亭一之輔は、不思議な落語家だ。一見、無愛想で近寄りがたい雰囲気があるが、気づけば高座から目が離せなくなる。一之輔の落語を聴けば、誰もが腹の底から笑いがこみ上げてくるだろう。 なぜ私たちは、これほど一之輔に魅了されるのか。この問いの答えに迫るのが、8月に刊行された「落語の人、春風亭一之輔」(集英
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銀幕の味な“名脇役” 武部好伸さん『シネマ・カクテル』刊行
2024/9/30 13:14 958文字映画で、時に人間の俳優以上の存在感を放つ“名脇役”。作家・エッセイストの武部好伸さんの新著『ほろ酔い「シネマ・カクテル」~銀幕を彩るグラスの美酒たち~』(たる出版)は、そんなカクテルの多彩な顔に注目したエッセー集だ。 複数の酒や飲料などを混ぜて作るドリンクは、古代エジプトやローマの時代から存在した
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今週の本棚・次回の予定
10月5日の毎日新聞書評欄は『残された時間』ほか
2024/9/30 11:00 491文字10月5日の毎日新聞朝刊「今週の本棚」で掲載予定の本の主なラインアップを紹介します。 ①養老孟司さん評『残された時間』(ヘンリー・マーシュ著、小田嶋由美子訳、仲野徹監修・みすず書房)/『死ぬということ』(黒木登志夫著・中公新書) ②張競さん評『陥穽(かんせい) 陸奥宗光の青春』(辻原登著・日本経済
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京都・読書之森
自適の人・有道佐一 /京都
2024/9/30 05:02 1414文字(蒲田正樹・著 飯塚書店、1500円) ◇「幻の画家」実像に迫る 綾部市出身の画家、有道佐一(1896~1983年)の評伝である。没後40年回顧展が綾部市のグンゼ博物苑と京都市京セラ美術館で開催され、「幻の画家」に光が当てられている。 パリ留学中、20世紀最大の彫刻家アルベルト・ジャコメッティ(1
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「子どもが喜びつかめる絵本屋に」 本のぬくもり届け続ける夫婦
2024/9/29 17:00 915文字◇松本峰人(まつもと・みねと)さん、道子(みちこ)さん 居酒屋やアパレル店でにぎわう広島市中区の「うらぶくろ商店街」。袋町公園近くのビルの一室には、創業40年を迎える本屋がある。「かわいい絵本がたくさんで、優しい店員さんにも癒やされました」「お店で相談しながら選書してもらうってのがすごい楽しかった
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情熱の筆・山崎豊子生誕100年
自衛隊はイエスかノーじゃない 「大衆作家」山崎豊子の遺作と覚悟
2024/9/29 15:00 2549文字「私を殺す気ですか」 2009年に『運命の人』を発表し、これが最後の作品と覚悟した山崎豊子(1924~13年)は、新作の執筆依頼に訪れた編集者に思わず漏らした。この時、すでに80代半ば。原因不明の痛みに体は悲鳴を上げていた。それでも、山崎は書くことを選んだ。戦争に生き残ったものの使命として。 未完
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点字毎日 多様なさわる絵本展示 「ふれあい文庫」40周年記念
2024/9/29 10:03 436文字「さわってたのしむ絵本の世界展」と題するイベントが10月12~24日、東大阪市の大阪府立中央図書館で開かれる。「てんやく絵本」の製作と貸し出しに取り組む「てんやく絵本ふれあい文庫」40周年記念事業の一環でもあるという。 絵本展では、市販の絵本の上に、点字や絵をかたどった透明シートを貼った「てんやく
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点字毎日 図書室 関連資料/点字新刊書
2024/9/29 10:03 1979文字◇サービス向上に努めた歩み ◆本と視覚障害者をつないだ半世紀 近畿視情協の歩んできた道【近畿視覚障害者情報サービス研究協議会(近畿視情協)編著、墨字】 昨年3月、51年の歴史に幕を下ろした協議会。1972年に、4館で「京阪神点字図書館連絡協議会」としてスタートし、74年から活動を本格化した。199
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波音BGMにゆったり 海辺のセルフ古書店 「廃れた場所、イメージ変わって」 潟上 /秋田
2024/9/29 05:14 693文字秋田県潟上市の海辺に、海水浴客、息抜き中の会社員、買い物帰りの中高年、さまざまな人が訪れる古書店がある。昨年10月にオープンした「出戸浜の本やさん」は、料金箱に代金を入れて本を持ち帰るセルフ方式で、無人営業の時間帯も。「誰もがふらっと立ち寄れる場所に」。店主の柳山めぐみさん(42)が願いを形にした
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