GitHub Actionsの支払いについて
パブリックリポジトリでは、GitHub Actionsの利用は無料です。 プライベートリポジトリでは、それぞれのGitHubアカウントは使用している製品に応じて一定量の無料の分とストレージを受け取ります。 デフォルトでは料金の上限は$0になっており、この上限に達した後に追加で分やストレージが使われないようになっています。 デフォルトの$0以上に料金の上限を増やすと、上限を超えた分の分やストレージに対して課金されます。これは過剰分とも呼ばれます。 GitHubは、ワークフローが実行されたリポジトリを所有するアカウントの利用状況に課金をします。 アカウントのクーポンは、GitHub Actionsの過剰分には適用されません。
利用時間 (分) は毎月リセットされますが、ストレージはリセットされません。
| 製品 | ストレージ | 分 (月あたり) |
|---|---|---|
| GitHub Free | 500 MB | 2,000 |
| GitHub Pro | 1 GB | 3,000 |
| Organization の GitHub Free | 500 MB | 2,000 |
| GitHub Team | 2 GB | 3,000 |
| GitHub Enterprise Cloud | 50 GB | 50,000 |
GitHubがホストするWindows及びmacOSのランナー上で実行されるジョブは、Linuxのランナー上のジョブの消費に対して2倍及び10倍の分を消費します。 たとえば、Windowsでの1,000分はアカウントに含まれる分のうちの2,000分を消費します。 1,000 macOS分を使用すると、アカウントに含まれる10,000分を消費します。
| オペレーティングシステム | 分の倍率 |
|---|---|
| Linux | 1 |
| macOS | 10 |
| Windows | 2 |
リポジトリが使用するストレージは、GitHub Actionsの成果物とGitHub Packagesの消費の合計のストレージです。 ストレージのコストは、アカウントが所有するすべてのリポジトリの合計の使用量です。 GitHub Packagesの価格に関する詳細な情報については、「GitHub Packagesの支払いについて」を参照してください。
アカウントによる利用がこれらの制限を超え、消費の限度を0ドル以上に設定しているなら、月あたりストレージのGBごとに0.25米ドル、そしてGitHubホストランナーが使用するオペレーティングシステムに応じた分の使用量ごとに支払うことになります。 GitHubは、各ジョブが使用する分をもっとも近い分に丸めます。
注釈: 分の倍率は、以下に示す分あたりの料金には適用されません。
| オペレーティングシステム | 分あたりの料金 |
|---|---|
| Linux | $0.008 |
| macOS | $0.08 |
| Windows | $0.016 |
アカウントもしくはOrganization内のすべてのリポジトリにわたって同時に実行できるジョブ数は、あなたのGitHubのプランによります。 詳しい情報については「GitHub Actionsについて」を参照してください。
利用時間 (分) とストレージ消費量の計算
月末に、GitHubはアカウントに含まれている量に対して使用された分とストレージのコストを計算します。 たとえば、OrganizationがGitHub Teamを使用しており、使用量に制限をしていない場合、15,000分を使用すればジョブを実行しているオペレーティングシステムによって、合計でストレージと分は56ドルの超過コストになるかもしれません。
- 5,000 (3,000 Linux と 2,000 Windows) 分 = $56 ($24 + $32)。
- 単価$0.008で3,000 Linux分 = $24。
- 単価$0.016で2,000 Windows分 = $32。
月末に、GitHubはデータ転送を最も近いGBに丸めます。
GitHubは、毎月の利用状況をその月の時間の利用状況に基づいて計算します。 たとえば、3月の10日間にストレージを3 GB使用し、3月の21日間に12GBを使用した場合、ストレージの利用状況は次のようになります。
- 3 GB x 10日 x (1日24 時間) = 720 GB時間
- 12 GB x 21日 x (1日24 時間) = 6,048 GB時間
- 720 GB時間 + 6,048 GB時間 = 6,768 GB時間
- 6,768 GB時間 / (月あたり744時間) = 9.0967 GB月
月末に、GitHubはストレージ使用量を最も近いGBに丸めます。 したがって、この3月のストレージ使用量は9.097 GBになります。
GitHub Actions の利用については、アカウントの既存の請求日、支払い方法、領収書が共有されます。 GitHub アカウントのすべてのプランについて表示するには、「プランと請求日を表示する」を参照してください。
利用上限について
デフォルトでは、アカウントでGitHub Actionsを使用する際の利用上限は$0です。 アカウントに含まれる金額を超えたプライベートリポジトリの分とストレージの利用を有効にしたい場合は、利用上限を増やすか、利用を無制限にすることができます。 詳しい情報については「GitHub Actionsの利用上限の管理」を参照してください。
Enterpriseアカウントに対して請求書での支払いをしていると、GitHub上のEnterpriseアカウントに対する料金の上限を管理できません。 Enterpriseアカウントが所有するOrganizationにおいて、アカウントに含まれている以上のストレージもしくはデータ転送をGitHub Actionsで使えるようにしたい場合には、過剰分を事前支払いできます。 超過分は前払いする必要があるので、請求書で支払うアカウントに対して無制限の使用を有効にすることはできません。 利用上限は、事前支払いした額の150%になります。 質問がある場合は営業チームまでお問い合わせください。
アカウントに未支払いの大きな課金がある場合、以下のようになります。
- GitHub ActionsとGitHub Packagesのアカウントに含まれるストレージや分は、支払いの処理が成功するまでリセットされません。
- 現在の支払い期間に対して残っているストレージや分をもつアカウントに対して、GitHub Actions及びGitHub Packagesは、含まれる利用に到達するまでは引き続き利用できます。
- GitHub ActionsあるいはGitHub Packagesに対する現在の支払い期間に含まれる利用に達したアカウントについては、GitHub ActionsとGitHub Packagesはどちらもそれ以上の超過を避けるため、無効化されます。 アカウントの支払いを請求書で行う場合には、営業チームに連絡し、支払いを処理して利用状況をリセットしなければなりません。

