事前準備
事前に次の環境を準備しておく必要があります。
- Xcode 10.1 以降
- iOS 8 以降をターゲットにした Xcode プロジェクト
- Swift プロジェクトには Swift 3.0 以降を使用
- アプリのバンドル識別子
- CocoaPods 1.4.0 以降
- Cloud Messaging の場合:
- 物理 iOS デバイス
- Apple Developer アカウントの Apple Push Notification Authentication Key
- Xcode において [App] > [Capabilities] でプッシュ通知を有効にする
Xcode プロジェクトをまだ用意していない場合に Firebase 機能を試すだけであれば、クイックスタート サンプルをダウンロードしてご利用いただけます。クイックスタートを使用する場合は、バンドル識別子が次のステップで必要になるため、プロジェクト設定からバンドル識別子を忘れずに取得してください。
アプリに Firebase を追加する
Firebase をアプリに追加するには、Firebase プロジェクトと、アプリ用の Firebase 構成ファイルが必要です。Firebase プロジェクトの詳細については、Firebase プロジェクトについて理解するをご覧ください。
これでプロジェクトを用意できました。プロジェクトに iOS アプリを追加できます。
[iOS アプリに Firebase を追加] をクリックして設定手順に沿って操作します。既存の Google プロジェクトをインポートする場合、このステップは自動的に実行されることがあります。その場合は、構成ファイルをダウンロードするだけでかまいません。
メッセージが表示されたら、アプリのバンドル ID を入力します。必ずアプリで使用しているバンドル ID を入力してください。バンドル ID を設定できるのは、アプリを Firebase プロジェクトに追加するときだけです。
Firebase iOS 構成ファイルをアプリに追加します。
[Download GoogleService-Info.plist] をクリックして、Firebase iOS 構成ファイル(
GoogleService-Info.plist)を入手します。Firebase iOS 構成ファイルはいつでも再ダウンロードできます。
構成ファイルを Xcode プロジェクトのルートに移動します。メッセージが表示されたら、構成ファイルをすべてのターゲットに追加するオプションを選択します。
初期化コードを追加したらアプリを実行して、Firebase を正常にインストールしたという確認を Firebase コンソールに送信します。
Firebase プロジェクトにアプリを追加するおすすめの方法、考慮事項(複数のビルド バリエーションの扱い方など)の詳細については、Firebase プロジェクトについて理解するをご覧ください。
SDK を追加する
新しいプロジェクトを設定する場合は、SDK をインストールする必要があります。この操作は、Firebase プロジェクトの作成の一環として完了済みの場合があります。
ライブラリをインストールするときは CocoaPods を使用することをおすすめします。インストール手順に沿って CocoaPods をインストールしてください。CocoaPods を使用せずに SDK フレームワークを直接統合する方法もあります。
クイックスタート サンプルをダウンロードしていずれかのプログラムを実行する場合、Xcode プロジェクトと Podfile がすでに存在していても、ポッドをインストールして GoogleService-Info.plist ファイルをダウンロードする必要があります。Firebase ライブラリをプロジェクトに統合する場合は、使用するライブラリ用のポッドを追加する必要があります。
Xcode プロジェクトをまだ用意していない場合は作成します。
Podfileがない場合は作成します。$ cd your-project directory $ pod initインストールするポッドを追加します。次のようにして
Podfileにポッドを含めます。pod 'Firebase/Core'これにより、iOS アプリで Firebase を稼働させるために必要なライブラリが、Firebase 向け Google アナリティクスとともに追加されます。現在使用可能なポッドとサブスペックのリストを以下に示します。機能固有の設定ガイドへのリンクもあります。
ポッドをインストールし、.xcworkspace ファイルを開いて Xcode でプロジェクトを確認します。
$ pod install $ open your-project.xcworkspaceFirebase コンソールで GoogleService-Info.plist ファイルをダウンロードし、アプリに含めます。
アプリで Firebase を初期化する
最後に、アプリケーションに初期化コードを追加します。この手順は、アプリに Firebase を追加するときにすでに完了している可能性があります。クイックスタートを使用した場合は自動で完了しています。
UIApplicationDelegateで Firebase モジュールをインポートします。Swift
import Firebase
Objective-C
@import Firebase;
FirebaseApp共有インスタンスを構成します。通常はアプリケーションのapplication:didFinishLaunchingWithOptions:メソッドで行います。Swift
// Use Firebase library to configure APIs FirebaseApp.configure()
Objective-C
// Use Firebase library to configure APIs [FIRApp configure];
使用可能なポッド
さまざまな Firebase 機能に使用できるポッドは次のとおりです。
| ポッド | サービス |
|---|---|
| pod 'Firebase/Core' | 必須のライブラリとアナリティクス |
| pod 'Firebase/AdMob' | AdMob |
| pod 'Firebase/Messaging' | Cloud Messaging |
| pod 'Firebase/Database' | Realtime Database |
| pod 'Firebase/Invites' | Invites |
| pod 'Firebase/DynamicLinks' | Dynamic Links |
| pod 'Fabric' pod 'Crashlytics' |
Crashlytics |
| pod 'Firebase/RemoteConfig' | Remote Config |
| pod 'Firebase/Auth' | Authentication |
| pod 'Firebase/Storage' | Storage |
| pod 'Firebase/Performance' | Performance Monitoring |
| pod 'Firebase/Firestore' | Cloud Firestore |
| pod 'Firebase/Functions' | Cloud Functions for Firebase Client SDK |
| pod 'Firebase/MLVision' | ML Kit Vision API |
| pod 'Firebase/MLVisionLabelModel' | ML Kit の画像ラベル付けモデル |
| pod 'Firebase/MLVisionBarcodeModel' | ML Kit のバーコード スキャンモデル |
| pod 'Firebase/MLVisionTextModel' | ML Kit のテキスト認識モデル |
| pod 'Firebase/MLVisionFaceModel' | ML Kit の顔検出モデル |
| pod 'Firebase/MLNaturalLanguage' | ML Kit Natural Language API |
| pod 'Firebase/MLNLLanguageID' | ML Kit の言語識別モデル |
| pod 'Firebase/MLNLSmartReply' | ML Kit のスマート リプライモデル |
| pod 'Firebase/MLModelInterpreter' | ML Kit のカスタムモデル API |
CocoaPods を使用せずに統合する
CocoaPods を使用しない場合でも、次の手順でフレームワークを直接インポートすることで Firebase SDK を利用できます。
- フレームワーク SDK の zip ファイルをダウンロードします(500 MB 程度のファイルのため、しばらく時間がかかることがあります)。
- 解凍し、プロジェクトに含めるフレームワークの
READMEファイルを確認します。 - ターゲットのビルド設定で、
Other Linker SettingsにObjCリンカーフラグを追加します。
次のステップ
以下で Firebase の詳細を確認します。
- Firebase アプリのサンプルを確認する。
- Firebase iOS Codelab を使用して実際に体験する。
- GitHub のオープンソース コードを確認する。
Firebase 機能をアプリに追加します。
- Analytics を使用してユーザー行動を把握する。
- Authentication を使用してユーザー認証をセットアップする。
- Realtime Database でユーザー情報を保存するか、Cloud Storage で blob データを保存する。
- Cloud Messaging を使用してユーザーに通知を送信する。
- Crashlytics を使用してアプリがクラッシュする場所と理由を確認する。

