Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Composerの依存解決 #phpstudy
hideki kinjyo
PRO
April 23, 2025
Programming
210
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
Composerの依存解決 #phpstudy
第175回 PHP勉強会@東京での発表資料です
https://phpstudy.connpass.com/event/350509/
hideki kinjyo
PRO
April 23, 2025
More Decks by hideki kinjyo
See All by hideki kinjyo
PHPで使える日時の表現と、その知り方 #frontend_phpcon_do
o0h
PRO
0
290
Composerを使ったサプライチェーン攻撃の様子を眺めてみる #phpstudy
o0h
PRO
2
270
ソースコード→AST→オペコード、の旅を覗いてみる
o0h
PRO
1
190
PCOVから学ぶコードカバレッジ #phpcon_odawara
o0h
PRO
0
390
夢の無限スパゲッティ製造機 -実装篇- #phpstudy
o0h
PRO
0
250
夢の無限スパゲッティ製造機 #phperkaigi
o0h
PRO
0
930
PHPer Book Revue 「雑に作る」 #phperkaigi
o0h
PRO
0
390
俺にも私がAIと作った オススメの個人ツールを語らせてくれ
o0h
PRO
0
79
#phperbiglt のLT
o0h
PRO
0
110
Other Decks in Programming
See All in Programming
スマートグラスで並列バイブコーディング
hyshu
0
280
SLOをサービス品質の共通言語にするために 取り組んできたこと
wakana0222
0
300
Agentic UI
manfredsteyer
PRO
0
220
代数的データ型って何が嬉しいの? #frontend_phpcon_do
kajitack
9
3.9k
フロントエンドとバックエンドで「1文字」を揃えよう
youkidearitai
PRO
0
780
「正の参照」と 「負の導出」で組む ハーネスエンジニアリング
cottpan
1
110
Hatena Engineer Seminar #37「言語モデルの活用に関する研究」
slashnephy
0
470
LLMによるContent Moderationの本番運用の裏側と品質担保への挑戦
suikabar
3
820
AIを活用したE2Eテスト実装効率化のあゆみ / ebisu-mobile-14-kotetu
kotetuco
0
160
メソッドのジェネリクスでGoの夢は広がるか? / Kyoto.go #65
utgwkk
3
1k
Strategic Design in the Frontend: Moduliths & Micro Frontends @DDDEurope
manfredsteyer
PRO
0
140
Signal Forms: Details & Live Coding @enterJS 2026 in Mannheim
manfredsteyer
PRO
0
210
Featured
See All Featured
Building Adaptive Systems
keathley
44
3.1k
The State of eCommerce SEO: How to Win in Today's Products SERPs - #SEOweek
aleyda
2
11k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
340
58k
The Language of Interfaces
destraynor
162
27k
The Organizational Zoo: Understanding Human Behavior Agility Through Metaphoric Constructive Conversations (based on the works of Arthur Shelley, Ph.D)
kimpetersen
PRO
0
380
Winning Ecommerce Organic Search in an AI Era - #searchnstuff2025
aleyda
1
2.1k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
880
Conquering PDFs: document understanding beyond plain text
inesmontani
PRO
4
2.9k
コードの90%をAIが書く世界で何が待っているのか / What awaits us in a world where 90% of the code is written by AI
rkaga
62
44k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
4.1k
Marketing to machines
jonoalderson
1
5.5k
Designing for Timeless Needs
cassininazir
1
270
Transcript
Composerの依存解決 第175回 PHP勉強会@東京 Hideki Kinjyo GitHub: o0h / X: @o0h_
[発表用]
自己紹介 • 金城秀樹 / きんじょうひでき • GitHub: @o0h / 𝕏
: @o0h_ • 好きなFWはCakePHP • アイコンは美味しい鮭親子丼の写真です • 最近はPodcastをやっています • ハッシュタグ: #readlinefm
今日のお話 Comoposerの話をします
昨年、こんな話をしました
昨年、こんな話をしました その際には 深く扱わなかった部分を 浅く話します
テーマ Composerの依存解決って、どうやってるの? • 色々なパッケージが、色々なパッケージを欲しがって • さらに、対応しているバージョンにも取り決めがあって • どのパッケージに何が必要なの?は調べるまでわからないし •
調べるって言ってもネットワーク越しにしか情報がないし
テーマ Composerの依存解決って、どうやってるの? • 色々なパッケージが、色々なパッケージを欲しがって • さらに、対応しているバージョンにも取り決めがあって • どのパッケージに何が必要なの?は調べるまでわからないし •
調べるって言ってもネットワーク越しにしか情報がないし なんか大変そうじゃんね??
モチベーション 私にとって • 昨年の #phpcon では扱わなかった範囲 • 自分の理解が追いついていなかったから・・・! • 最近またコードを読んだので、リベンジ☆
モチベーション 聴く人にとって • 「へぇ〜」 • ぜひ、ハッシュタグ付きで 「#へぇ〜」とポストしてくださいね!
おしながき 1. 「ここの中身を説明するよ」の共有 2. パッケージのリストを取得しよう 3. バージョンを解釈しよう 4. 整合性を取ろう
1. 「ここの中身を説明するよ」の共有 2. パッケージのリストを取得しよう 3. バージョンを解釈しよう 4. 整合性を取ろう
パッケージをインストールしよう • PHPUnitを入れてみましょう
あるじゃろ • アレがあります
あるよね • やります
あるってば • できあがり(*^^*)
つまり? 私 PHPUnitください PHPUnitください PHPUnitください PHPUnitください PHPUnitください PHPUnitください PHPUnitください
PHPUnitください PHPUnitください PHPUnitください sebastian/ global-state sebastian/ object-enumerator sebastian/ object-reflector sebastian/ recursion-context sebastian/type sebastian/version staabm/side- effects-detector
ここの中身を説明したい • 1つ(とは限らないけども)のパッケージを要求しただけで、 • それを動かすための様々なパッケージwith詳細なバージョンが • 入ってくることを • 楽しむ心をもって、聞いて下さい
1. 「ここの中身を説明するよ」の共有 2. パッケージのリストを取得しよう 3. バージョンを解釈しよう 4. 整合性を取ろう
Composerの仕事の進め方 • Composerは、まず「必要なものを揃える」ことを完了させる • その後に、パッケージの本体(コード)を取得する
「phpunit/phpnitください」で最初にやること • 「レポジトリ」のメタ情報をとる • 「パッケージ」のメタ情報を取る => 「PHPUnitのメタ情報」を取るところから始める
「phpunit/phpnitください」で最初にやること • 「レポジトリ」のメタ情報をとる • 「パッケージ」のメタ情報を取る => 「PHPUnitのメタ情報」を取るところから始める 管理されてる パッケージ情報の
使い方とか
「phpunit/phpnitください」で最初にやること • 「レポジトリ」のメタ情報をとる • 「パッケージ」のメタ情報を取る => 「PHPUnitのメタ情報」を取るところから始める 個別パッケージの 定義情報とか
「phpunit/phpnitください」で最初にやること • 「レポジトリ」のメタ情報をとる • 「パッケージ」のメタ情報を取る • 今日はこちらの話です! => 「PHPUnitのメタ情報」を取るところから始める
PHPUnitのメタ情報 • https://repo.packagist.org/p2/phpunit/phpunit.json • 「提供できるバージョン」や、その定義が書かれている • 依存パッケージ • 取得元 •
etc. etc. etc….
PHPUnitのメタ情報 • memo: 実際に見てみましょう
余談: Composer v1 support is coming to an end •
「古いComposer使えなくなるよ」の意味の1つは、 このエンドポイントが使えなくなること • どうぞ! 『Composer 2.0って何?どう変わるの?読んでみました!』 https://speakerdeck.com/o0h/lets-read-composer2
「phpunit/phpnitください」で最初にやること • パッケージのメタ情報を取ってきて • 必要(可能性)なバージョンごとにパースして • それぞれの依存情報を読み込む
「phpunit/phpnitください」の先へ • 読み込んだ依存情報から、更にその依存情報を読み込む(!) • おもしろポイント: この時点では、まだシッカリとした「絞り込み」をしない。 可能性を広げるフェーズ
実際のログ
実際のログ phase1: phpunit
実際のログ phase2: phpunitの子依存
実際のログ phase3: 更に孫依存
一旦パッケージ全員集合させる • 「絞り込まない」状態の情報を全部突っ込む • すなわち、同一パッケージ・複数バージョンが並んでいる状態
「Pool」オブジェクトによる管理 • phpunit/phpunit:^11.2 • "available"なリストが大集合
「Pool」オブジェクトによる管理 • 依存先も同様に列挙
1. 「ここの中身を説明するよ」の共有 2. パッケージのリストを取得しよう 3. バージョンを解釈しよう 4. 整合性を取ろう
集めるだけ集めた! ここからは情報を減らすフェーズです
さっき集めたこいつら
すなわちコレら
パッケージ情報の集まりとは・・ 「ルール」の集合とみなすことができる
ルール? • phpunit/phpunit requires php (>= 8.2.0.0-dev) • sebastian/exporter requires
sebastian/recursion-context ([>= 6.0.0.0-dev < 7.0.0.0-dev]) • phpunit/phpunit requires ext-json (*) など
Composer vs Rules 集めたパッケージ情報の 「全体のルール」を集める
ごにょごにょしてdumpしたやつ(一部)
ルールをどう表現するか? こんな風に分解して列挙 • A requires B みたいな依存 • Aのv1.1.2が入ったら、v1.2.0は入らない =>
1つ1つを「満たす」「満たせない」というboolに変換する
完全に理解しましょう(説明しません) 連言標準形 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/連言標準形
1. 「ここの中身を説明するよ」の共有 2. パッケージのリストを取得しよう 3. バージョンを解釈しよう 4. 整合性を取ろう
Q. 膨大なルールをどう捌いているか? • 例えば、phpunit/phpunitをインストールするだけでも • 素の状態だと1400+個のルールが入ってくる
Q. 膨大なルールをどう捌いているか? • 例えば、phpunit/phpunitをインストールするだけでも • 素の状態だと1400+個のルールが入ってくる
Q. 膨大なルールをどう捌いているか? • 例えば、phpunit/phpunitをインストールするだけでも • 素の状態だと1400+個のルールが入ってくる • これをどう捌くか?
A. かっこいい方法 • 「SAT Solver」というアプローチを取っている • https://naderman.de/slippy/src/?file=2012-06-07-Composers-SAT- Solver.html#1 • ちらっと見てみましょう
powered by いまアツい知識獲得方法
powered by いまアツい知識獲得方法
解決された様子 • 必要なパッケージごとに 「どのソースを取ってくるか」が 解決される • 例) 「不要になったバージョン」 を視覚化するとこんな感じに
解決された様子 • ふぁいなるあんさー!
まとめ
まとめ すごい良い感じにやっててすごい
おしまい! お付き合いいただき ありがとうございました!!