■能楽と能面
この度、我が国の伝統芸能である「能楽」が無形世界遺産の指定を受け名実共に世界の芸能として認知されました。
もともと「能楽」は、南北朝時代の後期から室町時代にかけて「猿(申)楽」といわれた芸能一座の観阿弥、世阿弥親子二代によって完成されたといわれています。
この猿楽は奈良時代に唐から庶民の散楽として渡来し五穀豊穣を祈る我が国古来の「田楽」と影響し合いながら「能楽」としての形を整えていったものと思われます。
これら演能に際しては、古来、神事や仏事の舞楽に仮面の所作が行われたことを継承し、いつしか演