適菜収

日本の作家、コラムニスト (1975-)

適菜 収(てきな おさむ、1975年 - )は、日本の作家[1]哲学者[2]

てきな おさむ
適菜 収
生誕 1975年(50 - 51歳)
山梨県
国籍 日本の旗 日本
職業 作家コラムニスト
活動期間 2005年4月21日 -
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来歴

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山梨県出身。早稲田大学で西洋文学を専攻しニーチェを研究する。大学卒業後、出版社勤務を経て作家として活動を開始した。日刊ゲンダイで論評「それでもバカとは戦え」を連載している。2019年7月よりウェブマガジン配信プラットフォーム「foomii」で「適菜収のメールマガジン」を配信している[3]

2026年5月11日に文化放送大竹まこと ゴールデンラジオ!にて高市早苗が受けた過去のインタビュー内容を紹介し、翌12日には自身のXで当該箇所の写真を投稿したが、これは1992年4月発行のファッション誌CLASSY光文社)に収録されていた、4ページにわたる高市の単独インタビューであり、インタビュー記事内には高市の過去の経歴が紹介されていたが、インタビュー内で高市は、パトリシア・シュローダー下院議員の事務所スタッフに志願する際、キャリアも実績もない高市がシュローダーへどのようにアプローチしたかについて聞かれた際に、「私を雇ってくれと履歴書とかいろいろ書いたんだけど、私の英語力って大したことなかったから、その頃付き合ってた男がすっごく英語ができる男だったんで、ずいぶん添削してもらった(笑)。だいたい私、自分は日本の軍事問題の権威だって、ウソを書いたの。」と述べており、また続けて、最初はシュローダーから事務所スタッフの就職について難色を示されたが、高市が何度もシュローダーや事務所にFAXや手紙を送るアプローチが功を奏して、無休の試し使いとして、就職できたことがこのインタビュー内で本人の口から説明されていたが、適菜が投稿したXのポストは2026年5月13日時点で124万超のインプレッションを記録し、大反響を呼ぶこととなった[4][5]

2026年7月29日にベスト新書から初版発行された適菜による著書「高市早苗という病」は、発売前の時点から重版され、Amazon政治カテゴリーの書籍でランキング1位(2026年8月1日時点)となっている[6]

発言・主張

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保守

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「エキセントリック右翼」「復古主義者」などの評価をされる三島由紀夫を、右翼などではなく、民族主義国家主義を警戒し、反共や復古主義の欺瞞ならびに愛国教育国粋主義を嫌い、軍国主義を批判し、徴兵制核武装を否定し、右と左の両方から発生する全体主義に警鐘を鳴らした真っ当な保守論客であると評論した[7]

フェミニズム批判 

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フェミニズム批判をしていたニーチェと同じく、フェミニズムには懐疑的・批判的であり、呉智英との対談本『愚民文明の暴走』でもニーチェの「フェミニズムは女性の男性化に過ぎない」という評の引用や、フェミニズムや民主主義などのキリスト教を背景に持つ人権思想平等主義などの弊害や欺瞞(「民主主義を突き詰めるから徴兵制に行き着く」「男女平等を突き詰めると女性も徴兵しなくてはいけない」「民主主義がナチスを生んだ」など)、を指摘し、「民主主義を極めたら徴兵制全体主義に行き着き、フェミニズムを突き詰めても最後は軍国主義反知性主義に行き着く」と評し[8]、ニーチェ「この人を見よ」の「女性の解放、これは出来損ないの女、つまり子供を産めなくなってしまった女が、出来のいい女に抱く本能的憎悪である」という評について、適菜はニーチェの発言の真意や現代の解釈での評である「過激ながら人間の真実」「男女平等は悪質なフィクション、男と女は違う生き物」「完璧な女は、男たちよりも高等な生き物」「フェミニストに美女がいないのも、この理由」と評し、民主主義と共にフェミニズムを「背景にキリスト教を持つ宗教であり、女性の劣化の原因」とも書いている[9][10]

ラジオでの発言

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2026年5月11日放送の文化放送大竹まこと ゴールデンラジオ!』に出演し、番組コーナー「メインディッシュ」内で高市早苗について取り上げた際、高市が訪米時のドナルド・トランプの夕食会に出席した際の振る舞いについて「『いかなる場所でも(暴力は)容認できない』って言っておいて、トランプが狙われたわけではないのに、こういうツイートして。いっぽうでは、イスラエルとアメリカの問題を追認してしまうと。要するにやってることは、トランプのケツをなめるだけ」と批判し、さらに適菜は高市について「トランプにいきなり抱き着いたり、ピョンピョン飛び跳ねたり。外交自体ができないから、ふざけて見せたり、おどけてみせたり、色目使ったりするんですね」「戦後のパンパンと同じ」「令和のパンパン」などと発言した[11][12]。放送中には砂山圭大郎アナウンサーが謝罪し、適菜が発言した当該部分はradikoのアーカイブでも削除された[13]。5月19日に定例会見を行った文化放送の田中博之社長は、この放送内容を聞いていたと認めつつ「適切か不適切かで言えばかなり不適切だったと思う。個人的には、いい気持ちにはまったくならなかった」と述べ「メディアの役割として、いろいろなご意見をゲストの方とともに伝えていくのが使命というのが大前提だが、否定的な意見を言う時に、対象の方や物事に対して、誹謗中傷、言葉の暴力を使ってはいけない」と重ねて述べた[13]

著書

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単著

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  • 『いたこニーチェ』 飛鳥新社 2009。朝日文庫 2011
  • 『ニーチェ、愛の言葉 美女をつくる60の条件』ベストセラーズ 2010
  • 『はじめてのニーチェ』1時間で読める超入門シリーズ 飛鳥新社 2010。「新編」講談社+α新書 2012
  • 『脳内ニーチェ』(朝日新聞出版)2011
  • ゲーテの警告 ―日本を滅ぼす「B層」の正体―』講談社+α新書 2011 ISBN 978-406272726-6
  • 『ニーチェの警鐘 ―日本を蝕むB層の害毒―』講談社+α新書 2012 ISBN 978-406272756-3
  • 『日本をダメにしたB層の研究』講談社 2012、講談社+α文庫 2015
  • 『バカを治す』フォレスト出版 2012
  • 『日本を救うC層の研究』講談社 2013
  • 『ミシマの警告 ―保守を偽装するB層の害毒―』講談社+α新書 2015
  • 『現代日本バカ図鑑』文藝春秋 2016
  • 『安倍でもわかる政治思想入門』ベストセラーズ 2016
  • 『男が30代でやめるべき習慣 ―賢者たちの一流の教え―』大和書房 2016
  • 『死ぬ前に後悔しない読書術』ベストセラーズ 2016
  • 『安倍でもわかる保守思想入門』ベストセラーズ 2017
  • 『平成を愚民の時代にした30人のバカ』宝島社 2018
  • 小林秀雄の警告 ―近代はなぜ暴走したのか?―』講談社+α新書 2018
  • 『国賊論 ―安倍晋三とその仲間たち―』ベストセラーズ 2020
  • 「時代への警告」シリーズ
    • 『安倍政権とは何だったのか』ベストセラーズ 2017
    • 『おい、小池! ―女ファシストの正体―』ベストセラーズ 2017
    • 『問題は右でも左でもなく下である』ベストセラーズ 2018
    • 『もう、きみには頼まない ―安倍晋三への退場勧告―』ベストセラーズ 2018
  • 『日本人は豚になる ―三島由紀夫の予言―』ベストセラーズ 2020
  • 『ナショナリズムを理解できないバカ ―日本は自立を放棄した―』小学館 2020
  • 『それでもバカとは戦え』日刊ゲンダイ 2021
  • 『ニッポンを蝕む全体主義』祥伝社新書 2022
  • 『日本を腐らせたいかがわしい人々』ワニブックスPLUS新書 2022
  • 『安倍晋三の正体』祥伝社新書 2023
  • 『続 それでもバカとは戦え』日刊ゲンダイ 2024
  • 『自民党の大罪』祥伝社新書 2024
  • 『高市早苗という病』ベスト新書 2026

共著

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翻訳

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  • ニーチェ『キリスト教は邪教です! ニーチェ著『アンチクリスト』現代語訳』講談社+α新書 2005
  • ゲーテ『ゲーテに学ぶ賢者の知恵』編著 メトロポリタン・プレス 2010。大和書房・だいわ文庫 2013
  • ゲーテ『超人ゲーテの人生論』編著 ソフトバンククリエイティブ 2012

出演

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脚注

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  1. 作家・適菜収がみた「安倍晋三氏銃撃事件」からの1年 神格化の動きに「まるでカルト」と危機感”. AERA dot. (2023年7月8日). 2024年9月17日閲覧。
  2. 適菜収 著者プロフィール”. 著者一覧. 新潮社 (2026年5月16日). 2026年5月16日閲覧。
  3. 適菜収のメールマガジン<通常版>”. foomii(フーミー). 2025年10月5日閲覧。
  4. 高市首相「嘘つき政治家人生」のルーツを発掘! 34年前に自ら堂々と「経歴詐称」を認めていた”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2026年5月14日). 2026年5月14日閲覧。
  5. 「軍事問題の権威だってウソ書いたの」高市首相 経歴への疑惑再燃するなか…34年前の“告白”が波紋”. 女性自身 (2026年5月16日). 2026年5月16日閲覧。
  6. 発売前から話題で爆発的大ヒット『高市早苗という病』著者・適菜収氏にインタビュー 「〝サナエ病〟は、この国に蔓延する根が深い疾患なんです」”. kk-bestsellers.com (2026年8月2日). 2026年8月2日閲覧。
  7. 真っ当な保守であった三島由紀夫が予言した「B層に支配されてしまった今の日本」”. ダ・ヴィンチWeb. 2025年10月5日閲覧。
  8. 呉智英 × 適菜収 【第1回】 「バカが好む民主主義というイデオロギーについて」 第六章 民主主義か哲人政治か フェミニズムと反知性主義 203p
  9. ニーチェ、愛の言葉 美女をつくる60の条件 単行本 – 2010/6/16 適菜収(著) 16p-29p(特に22p-23p)や78p-79p
  10. ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒 (講談社+α新書) 新書 – 2012/4/20 第五章 B層政治家が日本を滅ぼす 158p-162p(イラクの場所を知らない政治家)の160p-162p
  11. “[大竹まこと ゴールデンラジオ! 13時~14時 | 文化放送 | 2026/05/11/月 13:00-14:00 https://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20260511131915 radikoタイムフリー ]”. radiko. radiko (2026年5月12日). 2026年5月12日閲覧。
  12. 「差別用語でアウト」と批判続出…大竹まことの冠ラジオ ゲスト出演者の高市首相への“不適切発言”が波紋、番組内でアナウンサーが謝罪 - 女性自身 2026年5月12日
  13. 1 2 文化放送社長が遺憾表明「かなり不適切だった」番組ゲスト発言 高市首相を「令和のパンパン」謝罪”. 日刊スポーツ (2026年5月19日). 2026年5月19日閲覧。

外部リンク

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