二軍
二軍(にぐん)は、スポーツチームにおいて控え選手で構成されるチーム。主力選手で構成されるチーム「一軍」の対義語としても用いられる。
故障などによって一軍に欠員が生じた場合や、二軍で大きく成長した選手がいた場合などには二軍から一軍へ選手が「昇格」する他、不調の一軍選手・好調の二軍選手同士で入れ替わることもある。一般的に、二軍選手にも試合という形で活躍できる場は与えられるものの、観客、報道、成績に対する評価など、あらゆる事柄の重要度が一軍と比べて低い。
野球
編集NPBの二軍
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日本のプロ野球リーグである日本野球機構(NPB)の場合、公式戦に出場できるのは支配下選手登録の選手の中で出場選手登録された選手である。こうした出場選手登録された選手たちが一軍にあたり、それ以外の選手は二軍所属となる[1]。NPBの二軍はファーム(farm)とも呼ばれ、一軍のセントラル・リーグ、パシフィック・リーグに対してイースタン・リーグ(東寄りに本拠地を置く球団)、ウエスタン・リーグ(西寄りに本拠地を置く球団)という2リーグによって構成されていたが、遠征に掛かる費用や時間を考慮して2026年からウエスタンとイースタンをファーム・リーグに統合し、1リーグ3地区制に再編する[2][3][4]。
- 東地区(5):楽天、日本ハム、ロッテ、ヤクルト、オイシックス
- 中地区(5):DeNA、巨人、西武、ハヤテ、中日
- 西地区(4):阪神、オリックス、広島、ソフトバンク
二軍でも「公式戦」が行われ、「ファームリーグ」や「ファーム公式戦」などと呼ばれる[5]。
1950年 - 1952年には、ファームリーグにのみ参加する球団として山陽クラウンズが存在した。自前の選手の他に、二軍組織を持たなかった西日本パイレーツから選手を預かったり、一時二軍が活動を停止していた大洋ホエールズから育成を委託されたこともあった。2023年には約70年ぶりにファームリーグのみに参加するチームが公募され、オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブとハヤテベンチャーズ静岡が翌2024年から参入している[6]。この2チームはNPB球団ではなく、所属選手はプロ野球在籍年数をカウントしないものの、チーム成績、個人成績は全て公式記録とし、表彰の対象にもなる[7]。
主に「選手育成の場」として位置づけられている他、故障・不調により戦線離脱した主力選手の調整の場でもある。そのため、一般的には「二軍で獲ったタイトルに価値はない」などと言われるが、監督として一軍と二軍の両方で優勝経験を持つ岡田彰布は「たとえ二軍でも、勝たないと野球は楽しくならない」と語っている[8]。一方、里崎智也は「一番ヤバいのは二軍でタイトル獲る奴だよ」「獲る前に普通一軍上がるやろ」と二軍のタイトルの価値を否定しており、取り分け「首位打者って規定打席到達しなきゃいけないから、二軍の首位打者が一番使えないんだよ」と主張している[9]。
二軍の本拠地
編集本拠地は一軍の近隣地域に置くことが多いが、プロ野球地域保護権には拘束されない。例として北海道日本ハムファイターズは一軍(北海道北広島市)と二軍(千葉県鎌ケ谷市)の本拠地間が直線距離にして約800km離れている。また一軍では埼玉西武ライオンズの保護地域である埼玉県には、西武(所沢市)のほか千葉ロッテマリーンズ(さいたま市)、東京ヤクルトスワローズ(戸田市)の二軍本拠地が設けられている。
本拠地には原則として選手寮が併設されている。そのため、選手寮を住居としている選手は基本的に二軍本拠地の住民となり、人口や税収[注釈 1]の増加が見込まれることから、球団が二軍本拠地を移転する際に地方自治体間での誘致合戦になる事例も珍しくない[10][11][12][13]。各地方自治体間での誘致合戦を経て、ファーム拠点誘致に成功した自治体として、ソフトバンクにおける福岡県筑後市、東京ヤクルトにおける茨城県守谷市(2027年移転予定)[14]、千葉ロッテにおける千葉県君津市(2030年移転予定)[15]、北海道日本ハムにおける北海道恵庭市(2031年までに移転予定)[13][16]の事例がある。他にも中日がナゴヤドームから概ね1時間圏内の愛知・岐阜・三重の東海3県へ[17]、東北楽天も宮城球場から概ね1時間圏内の宮城・山形・福島の東北3県へ[18]のファーム拠点移転を模索しており、自治体間での誘致合戦となっている。前述の通り、2026年にファーム・リーグが再編されて3地区に分割されたが、特に北海道日本ハムが既存の千葉県鎌ケ谷市から北海道恵庭市へと遠方に移転が決定するなど、ファーム拠点移転の動きが活発化している事から、NPBは「固定ではなく、今後のファーム拠点移転などを踏まえ、2~3年後をめどに再編する予定」としている[19]。
二軍の興行
編集NPBの二軍は、各チームとも不採算ながら「選手育成のために必要な経費」としてみられており、「お客さんに見せるもの」という意識はあまりない[20]。
2000年から2010年まで、横浜ベイスターズが二軍の独立採算制を目指し、名称も一軍とは異なる「湘南シーレックス」とするなどしていたものの、定着するに至らなかった。また、埼玉西武ライオンズやオリックス・バファローズでも、二軍の独立採算制を目指し二軍の名称のネーミングライツを売却していた時期があったがいずれも定着せず、2022年現在はいずれの球団も一軍と二軍のチーム名が同一となっている。
入場料・チケット料金は一軍の試合と比して格安に設定されている場合がほとんどである。特に阪神タイガース、広島東洋カープ、千葉ロッテマリーンズの3球団は2023年現在、二軍本拠地の主催試合は完全無料となっている。
球場の設備は一軍と比べて簡素化されていることが多い。一部の球団本拠地では照明設備が設置されていないことから[注釈 2]、曜日や季節を問わず、日中帯に試合が開催されることが多く、中にはそれを起因としたノーゲームやコールドゲームも発生している[注釈 3][21][22][23]。
今浪隆博は、二軍が1シーズンに1試合、多いシーズンで2,3試合行う社会人チームとの対戦について、ドラフト指名に備えての偵察、あるいはパイプのあるチームとの交流と説明している。その上で、一流社会人チームよりもNPBの二軍の方が強いと今浪は主張している。実際の勝敗ではNPBの二軍が結構負けることがあると断りを入れているが、にもかかわらずNPBの二軍の方が強いと主張する理由について、あくまで社会人チームとの対戦では二軍でも控え級選手がメインになって出場するのであり、二軍の主力級と比べるとそちらの方が強い(とはいえ社会人チームとの試合は、二軍のフルメンバーで社会人チームとの格の違いを見せつける趣旨ではなく、二軍でも出場機会に恵まれづらい選手の出場機会を与える趣旨である)と語っている。今浪はまた、「アマチュア相手に何やってんだ(気を抜くな)!」と試合の勝敗や内容などで首脳陣を怒らせることになるため、二軍の主力級は社会人チームと試合をしたがらないと証言している[24]。
一方で2024年からファーム・リーグ(当時はイースタン、ウエスタン各リーグ)に参戦したオイシックス、ハヤテのように、NPBは新たにファーム・リーグへの参戦を促し「地域に根差したプロ野球興行として発展させたい」との思惑がある。しかし、両球団は実質的に「独立リーグ球団」と同じ規模の経営体制にもかかわらず、独立リーグの2倍以上の年間130試合前後を消化しており、入場料収入や物販収入では採算は取れず、地域のスポンサー収入でかろうじて維持している状態で、この情勢から新規参戦に躊躇する点も多い[19]。
三軍・四軍
編集育成選手制度による育成選手が多く所属する球団などでは三軍を設ける場合もあり[25]、2023年現在は読売ジャイアンツ、広島東洋カープ、埼玉西武ライオンズ、オリックス・バファローズ、福岡ソフトバンクホークスが三軍制を採用している。なおオリックスは対外的には「三軍」の呼称は用いていないものの、ファーム公式戦とは別に交流戦をこなすチームを組織しており、これが実質的な三軍となっている[26]。
巨人・西武・オリックス・ソフトバンクの三軍は育成選手を中心にチームを結成し、NPB球団の二軍や独立リーグのチーム、社会人野球クラブなどと練習試合を行っている。一方、広島の三軍は故障した選手のリハビリや若手選手の身体作りの場として設立されているため、チームとして対外試合は行っていない[27]。
なお、ソフトバンクについては、三軍の対外試合を増やすために2023年から四軍制を導入することになった[28][29]が、その一方で2023年秋季キャンプの時期の一部メディア報道では、ソフトバンクの四軍には専任の打撃投手がおらずコーチや監督が打撃投手を買って出るという、劣悪な練習環境である状態が伝えられていた[30]。四軍も四国などに遠征しながら独立リーグや大学のチームと試合を実施するなど実戦経験を重視した活動をしてきたが、移動時間の長さや、故障者が相次いだ際にプレーができる選手への負担が増すなどの課題があった。このことからソフトバンクは2026年より四軍の大幅な運営見直しを行い、監督を設けず、さらに試合を組まないで選手個々のレベルアップに特化した活動にすることとした。四軍調整の対象となる選手層としては、基礎体力作りが必要な高卒の新人投手や球速を上げたい投手、パワー不足の野手など幅広く設定。思うように体が動かせなくなる「イップス」に陥った選手への対応も想定している。四軍の指導体制は昨季の人数から半減し、チーフ兼守備走塁コーチの笹川隆、投手コーチの牧田和久、打撃コーチの中谷将大の3人のみの配置となった[31]。
二軍チーム一覧
編集2025年までの2リーグ制。なお、2024年から参加しているオイシックスやくふうハヤテ(ハヤテ)は、一軍に対する二軍ではないので下記の一覧には加えていない。
| リーグ | 二軍チーム | 本拠地球場 | 所在地 | 一軍所在地 |
|---|---|---|---|---|
| イースタン・リーグ | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 楽天イーグルス泉練習場 (森林どりスタジアム泉) | 宮城県仙台市泉区 | 宮城県仙台市宮城野区 |
| 北海道日本ハムファイターズ | ファイターズ鎌ケ谷スタジアム | 千葉県鎌ケ谷市 | 北海道北広島市 | |
| 千葉ロッテマリーンズ | ロッテ浦和球場 | 埼玉県さいたま市南区 | 千葉県千葉市美浜区 | |
| 横浜DeNAベイスターズ | 横須賀スタジアム | 神奈川県横須賀市 | 神奈川県横浜市中区 | |
| 東京ヤクルトスワローズ | ヤクルト戸田球場 | 埼玉県戸田市 | 東京都新宿区 | |
| 読売ジャイアンツ | ジャイアンツタウンスタジアム | 東京都稲城市 | 東京都文京区 | |
| 埼玉西武ライオンズ | 西武第二球場 (CAR3219フィールド) | 埼玉県所沢市 | 埼玉県所沢市 | |
| ウエスタン・リーグ | 中日ドラゴンズ | ナゴヤ球場 | 愛知県名古屋市中川区 | 愛知県名古屋市東区 |
| 阪神タイガース | 日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎 | 兵庫県尼崎市 | 兵庫県西宮市 | |
| オリックス・バファローズ | 舞洲バファローズスタジアム (杉本商事バファローズスタジアム舞洲) | 大阪府大阪市此花区 | 大阪府大阪市西区 | |
| 広島東洋カープ | 広島東洋カープ由宇練習場 | 山口県岩国市 | 広島県広島市南区 | |
| 福岡ソフトバンクホークス | ホークススタジアム筑後 (タマホーム スタジアム筑後) | 福岡県筑後市 | 福岡県福岡市中央区 |
2026年シーズンからの1リーグ3地区制。
| 地区 | 二軍チーム | 本拠地球場 | 所在地 | 一軍所在地 |
|---|---|---|---|---|
| 東地区 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 楽天イーグルス泉練習場 (森林どりスタジアム泉) | 宮城県仙台市泉区 | 宮城県仙台市宮城野区 |
| 北海道日本ハムファイターズ | ファイターズ鎌ケ谷スタジアム | 千葉県鎌ケ谷市 | 北海道北広島市 | |
| 千葉ロッテマリーンズ | ロッテ浦和球場 | 埼玉県さいたま市南区 | 千葉県千葉市美浜区 | |
| 東京ヤクルトスワローズ | ヤクルト戸田球場 | 埼玉県戸田市 | 東京都新宿区 | |
| (オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ) | HARD OFF ECOスタジアム新潟 | 新潟県新潟市中央区 | (一軍なし) | |
| 中地区 | 横浜DeNAベイスターズ | 横須賀スタジアム | 神奈川県横須賀市 | 神奈川県横浜市中区 |
| 読売ジャイアンツ | ジャイアンツタウンスタジアム | 東京都稲城市 | 東京都文京区 | |
| 埼玉西武ライオンズ | 西武第二球場 (CAR3219フィールド) | 埼玉県所沢市 | 埼玉県所沢市 | |
| (ハヤテベンチャーズ静岡) | ちゅ〜るスタジアム清水 | 静岡県静岡市清水区 | (一軍なし) | |
| 中日ドラゴンズ | ナゴヤ球場 | 愛知県名古屋市中川区 | 愛知県名古屋市東区 | |
| 西地区 | 阪神タイガース | 日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎 | 兵庫県尼崎市 | 兵庫県西宮市 |
| オリックス・バファローズ | 舞洲バファローズスタジアム (杉本商事バファローズスタジアム舞洲) | 大阪府大阪市此花区 | 大阪府大阪市西区 | |
| 広島東洋カープ | 広島東洋カープ由宇練習場 | 山口県岩国市 | 広島県広島市南区 | |
| 福岡ソフトバンクホークス | ホークススタジアム筑後 (タマホーム スタジアム筑後) | 福岡県筑後市 | 福岡県福岡市中央区 |
年表
編集- 1948年 日本プロ野球最古のファーム球団として金星リトルスターズ(金星二軍)と急映チックフライヤーズ(急映二軍、現在の日ハム二軍)が創設される。
- 1949年 巨人二軍・阪急二軍・南海二軍が創設。
- 1950年 阪神二軍・国鉄二軍・広島二軍・毎日二軍が創設。独立二軍球団として山陽クラウンズが創設。
- 1951年 大洋二軍が解散し、山陽に二軍選手育成を委託開始。
- 1952年 関西ファーム・リーグ(所属球団:中日・阪神・阪急・南海・西鉄・松竹・山陽)が結成。同年、山陽が解散。
- 1953年 松竹と大洋が合併し洋松になったため、松竹が関西ファームリーグから脱退。近鉄が関西ファーム・リーグに加盟。山陽解散に伴い、山陽に二軍選手育成を委託していた洋松が二軍創設。
- 1954年 トンボBユニオンズ(高橋二軍)が創設。セ・リーグ加盟球団の二軍球団による新日本リーグ(所属球団:巨人・阪神・中日・国鉄・洋松・広島)が結成。新日本リーグ創設に伴い、中日・阪神が関西ファーム・リーグから脱退。
- 1955年 関西ファーム・リーグが改組されウエスタン・リーグ(加盟球団:中日・阪神・阪急・南海・西鉄・近鉄・広島)が結成。イースタン・リーグ(加盟球団:毎日・国鉄・巨人・トンボ・大映・大洋・東映)が結成。新日本リーグ解散。
- 1956年 イースタン・リーグが中断。
- 1961年 イースタン・リーグが再開(再開時加盟球団:巨人・国鉄・大洋・東映・大毎)。
- 1979年 クラウンが西武へ身売りし本拠地を埼玉に移したことに伴い、西武がウエスタンからイースタンに移籍。
- 2005年 ウエスタン所属の近鉄がサーパス神戸(オリックス二軍)へ合流。楽天二軍が創設され、イースタン・リーグに加盟。
- 2026年 この年からウエスタンとイースタンをファーム・リーグに改組。1リーグ3地区制に再編[2][3]。
- 東地区(5):楽天、日本ハム、ロッテ、ヤクルト、オイシックス
- 中地区(5):DeNA、巨人、西武、くふうハヤテ、中日
- 西地区(4):阪神、オリックス、広島、ソフトバンク
- 創設年度不明 中日二軍(1951年?)・大洋二軍(1949年?)・西鉄二軍(1950年?)・近鉄二軍(不明、1953年以前)・松竹二軍(不明、1952年以前)
MLBの二軍
編集メジャーリーグベースボール(MLB)の場合、MLB球団とメジャー契約を結びMLBの公式戦に出場することができるロースター枠に入ることができなかった選手は、MLB球団とマイナー契約を結び傘下の「マイナーリーグベースボール」(MiLB)でプレーする。
MiLBに所属する各球団は、MLB球団との間で選手の貸出・育成に関する傘下協定を結んだ別事業体である。そのため、独立採算制や独自の球団名を有しており、ファン獲得の競合を避けるため提携MLB球団の本拠地から離れた別の都市に本拠地を構えることが多い。
MiLBの中には複数の階級が存在しており、各MLB球団は複数のMiLB球団と傘下協定を結んでいる状態である。また、それらの協定はあくまで独立した企業間の業務提携であるため、提携関係を解消した球団が新たに別の球団と提携を結び直すこともしばしばある。
サッカー
編集サッカーでは、「二軍」に相当する控え選手で構成されるチームを一般に「リザーブチーム」と呼称する。日本のJリーグにおいては「サテライト(satellite)」と呼ばれる。
バスケットボール
編集NBAの二軍
編集NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)の場合、NBA球団と契約を結びNBAの公式戦に出場することができるロースター枠に入ることができなかった選手は、NBA球団と提携するチームと契約を結び、傘下の「NBAゲータレード・リーグ(Gリーグ)」でプレーする。
日本バスケットボールの二軍
編集この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
日本のプロバスケットボールでは、新潟アルビレックスBBが2003年に二軍たるサテライトチームとして新潟アルビレックスBB-A2を結成し、クラブ連盟の大会に参加。所属選手のトップチームへの昇格も行われていたが、オフシーズンに限られていた。
2009年、日本バスケットボールリーグ(JBL)に所属していたリンク栃木ブレックスが二軍に当たるTGI D-RISEを結成され、JBLの2部である日本バスケットボールリーグ2部機構(JBL2)に所属し、シーズン中にも昇降格も行われていた[32]。このチームはJBL2のナショナルバスケットボールデベロップメントリーグ(NBDL)に改編後の2013-14シーズンを最後に、本拠地を山形市に移し「パスラボ山形ワイヴァンズ」と改められて独立したが、引き続き選手の育成移籍などの業務提携関係は結んでいた。
B.LEAGUEでは規約として二軍的な下部組織を持つことは認められていない[33]。兵庫インパルスはB.LEAGUE発足後、西宮ストークスの育成組織として活動していたが、規約の壁に阻まれ2020年に解散した。
B.LEAGUEと管轄を異とするB3リーグでは二軍を持つチームが存在し、地域リーグ在籍の大塚商会レッドアルファーズは大塚商会アルファーズのJBL2参入時に二軍組織として結成され、一軍がB3リーグに参入した後も昇降格が行われ[34]、2018年に一軍が越谷に移転し大塚商会の資本外となるまでこの体制が続いた。B3リーグでは他にトライフープ岡山サテライトがトップチームとの昇降格を前提に活動している[35]。
関連項目
編集脚注
編集注釈
編集参考文献
編集- 松井正『二軍史 もう一つのプロ野球』啓文社書房、2016年。
- 田口壮『プロ野球・二軍の謎』幻冬舎〈幻冬舎新書〉、2017年。
- 岡田彰布 (2014/3/7). そら、そうよ ~勝つ理由、負ける理由. 宝島社. ISBN 978-4800217967p.p.155 - 167
出典
編集- ↑ 松井正『二軍史 もう一つのプロ野球』, p. 12.
- 1 2 プロ野球2軍、1リーグ3グループ制を承認 オーナー会議
- 1 2 プロ野球2軍の「1リーグ3地区制」再編を14日承認へ 背景に16球団超への拡張構想
- ↑ “ファーム・リーグ3地区制導入についてのお知らせ”. PR TIMESスポーツ. 2026年1月22日閲覧。
- ↑ “ファーム公式戦”. 日本野球機構. 2018年5月6日閲覧。
- ↑ ファーム・リーグ新規参加 審査結果 日本野球機構、2023年9月29日(2023年10月8日閲覧)。
- ↑ 「新球団「オイシックス」「くふうハヤテ」ファームの公式記録の対象もプロ野球在籍年数には含まず」『日刊スポーツ』2024年1月26日。2024年5月30日閲覧。
- ↑ 岡田『そら、そうよ』, p. 161.
- ↑ 2軍でタイトル獲る選手がヤバイ理由 satozaki channel 2023年2月7日 (2023年2月7日閲覧)
- ↑ “高額納税者「大谷翔平」に鎌ケ谷市長「メジャー行っても住民票残して」…可能なのか?”. 弁護士ドットコムニュース (2017年1月28日). 2026年1月31日閲覧。
- ↑ “2軍戦も収益源に 地域と連携、変わるプロ野球 本拠地移転 自治体から引く手あまた /新潟”. 毎日新聞 (2025年5月2日). 2026年1月31日閲覧。
- ↑ “ファイターズファーム施設誘致がもたらす統合的価値評価レポート”. 三菱UFJリサーチ&コンサルティング (2025年11月19日). 2026年1月31日閲覧。
- 1 2 鷹見正之、丸石伸一、松本英仁、畑中謙一郎 (2026年7月2日). “日ハム二軍は恵庭 駅近、広い「大きなポテンシャル」 31年開業”. 朝日新聞. 2026年7月3日閲覧。
- ↑ ヤクルトがファーム施設移転に関する基本協定締結式開催 10日に茨城県庁で - サンスポ 2023年11月1日
- ↑ 千葉ロッテマリーンズファーム本拠地移転に関する取組み - 君津市公式ホームページ
- ↑ 白熱の日ハム2軍誘致合戦 「100年に1度」と鼻息荒く - NEWSjp(共同通信)2026年6月3日
- ↑ 中日ドラゴンズ2軍拠点はどこへ? 誘致に意欲・検討の自治体まとめ - 中日新聞Web 2026年2月18日
- ↑ 高藤暁 (2026年6月29日). “東北楽天イーグルス2軍拠点、熱帯びる誘致 20自治体が「指名」獲得競争”. 河北新報. 2026年7月3日閲覧。
- 1 2 今季から3地区制になるプロ野球ファーム・リーグの現状と課題 - スポチュニティコラム 2026年3月11日
- ↑ 松井正『二軍史 もう一つのプロ野球』, pp. 21–22.
- ↑ “プロ野球で前代未聞の「暗黒コールドゲーム」視界不良でプレー続行は危険と判断 異例の理由に騒然…2軍オリックス・ロッテ戦”. スポーツ報知 (2026年5月3日). 2026年7月24日閲覧。
- ↑ 浅野英介 (2026年7月22日). “猛暑のさいたま 「熱中症の疑いがある体調不良者が複数発生」プロ野球2軍の試合が中止に”. 産経新聞. 2026年7月24日閲覧。
- ↑ 金子真仁 (2026年7月24日). “【西武】酷暑対策&若獅子育成へ「10カ月の我慢」決断 2軍球場は来年6月まで工事で使用不可”. 日刊スポーツ. 2026年7月24日閲覧。
- ↑ プロ野球の2軍と一流社会人企業チームはどっちが強いの? 今浪隆博のスポーツメンタルTV 2023/05/15 (2024年2月22日閲覧)
- ↑ 田口壮『プロ野球・二軍の謎』, pp. 26–28.
- ↑ オリックス21年にも3軍制へ 来季から育成試合増 日刊スポーツ(2019年11月27日)
- ↑ 市川忍 (2020年5月28日). “西武に芽生える明確な競争意識。三軍制導入は常勝軍団への序章。 - プロ野球PRESS”. Number Web. p. 1. 2020年10月29日閲覧.
- ↑ ホークス 四軍構想…早ければ2023年の創設目指す 読売新聞(2022年11月6日閲覧)
- ↑ ソフトバンクが導入するプロ野球初の4軍、清水将海バッテリーコーチ「底上げを」 西日本スポーツ(2022年11月6日閲覧)
- ↑ 【動画】「痛みを感じずに投げられる球なんて1球もない」ソフトバンク斉藤和巳4軍監督が打撃投手 ファームの苦しい事情明かす ファン「痛くても頑張る姿カッコイイ」 - 西スポWEB OTTO! 2023.11.11 19:38 (2023年11月12日閲覧)
- ↑ ソフトバンク四軍「監督置かず試合も組まず」大幅見直しの狙いは…三笠GM「虎の穴みたいな場所にする」 - 読売新聞 2026年1月11日
- ↑ D-RISE(JBL2) → BREX(JBL) 選手登録変更のお知らせ リンク栃木ブレックス ニュース 2011年10月17日
- ↑ “ブレックスの“黄色いアリーナ”秘話。目先の黒字額より大切なものとは。”. Sports Graphic Number Web. 2020年8月26日. 2024年10月24日閲覧.
- ↑ 【ご報告】新規登録選手(コールアップ)について ~#55 小林礼秧~ 2016年12月7日
- ↑ 【TOP/サテライト合同】2023-24シーズン トライアウト開催のお知らせ