ドック
船の建造、修理、係船、荷役作業などのために築造された設備及び施設
ドック(蘭: dok、英: dock)は、船の建造、修理、係船、荷役作業などのために海岸、河岸、湖岸等を掘り込みまたは埋め立てて築造された湾入状・袋状の平面形の土木構造物である。また、同様な目的の浮体構造物である浮ドックも含まれる。船渠(せんきょ)ともいう。単にドックと言った場合は乾ドック(ドライドック)を指すことが多い。船体を水から上げることは「上架」(じょうか)と呼ばれ、その際に船体を載せる台は「船台」(せんだい)と呼ばれる[1]。

ドッグ(=犬)は誤記。
ドックの種類
編集荷役用ドック
編集歴史
編集- 日本
- 長崎造船所 - 1857年(安政4年)から1861年(文久元年) にかけて江戸幕府が建設した長崎鎔鉄所と明治政府の工部省所管した長崎造船局を前身とする。1884年から1887年にかけて三菱財閥に払い下げられ、長崎造船所として開業。
- 川崎造船 - 1878年、川崎正蔵が東京市京橋南飯田町(築地)の官有地を借り受けて設立した、川崎築地造船所を前身とする。
- 大阪鉄工所因島ドック - 1881年、イギリスから渡来のエドワード・ハズレット・ハンターが開業した。1907年前後には三菱造船、川崎造船に次ぐ造船所になり、後に日立造船に発展してトロール船の漁業を発展させた。倉場富三郎もハンターの範多財閥を支えた[3]。
脚注
編集参考文献
編集- 川崎豊彦『船舶の基本と仕組み』秀和システム〈How-nual図解入門Visual Guide Book〉、2010年6月1日。ISBN 978-4798025940。
- 尾道市『造船のまち尾道』海事都市尾道推進協議会、2013年。「海事都市…尾道における造船産業の歴史的経過」