UKM-2000
UKM-2000(Uniwersalny Karabin Maszynowy 2000)は、ポーランドで開発された汎用機関銃。
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| UKM-2000 | |
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| 種類 | 軍用機関銃 |
| 製造国 |
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| 仕様 | |
| 種別 | 汎用機関銃 |
| 口径 | 7.62 mm[1] |
| 銃身長 | 540 mm[1] |
| ライフリング | 4条右回り[1] |
| 使用弾薬 | 7.62x51mm NATO弾[1] |
| 装弾数 | ベルト給弾式(100、200発)[1] |
| 作動方式 | ガス圧利用(ロングストロークピストン式)、ロータリーボルト式 |
| 全長 | 1,203 mm[1] |
| 重量 | 8,500 g[1] |
| 発射速度 | 700-850発/分[1] |
| 銃口初速 | 840メートル/秒 |
| 有効射程 | 1,500 m |
| 歴史 | |
| 設計年 | 1998年-2000年 |
| 配備期間 | 配備中 |
| バリエーション |
UKM-2000P(標準型) UKM-2000D(空挺部隊用) UKM-2000C(車両搭載型) |
開発
編集東欧革命以降、ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)寄りの政治路線を選択した[2]。1994年にはNATOとのパートナーシップ協定が結ばれ、10年以内の正式加盟が予定されたことから、ポーランドは自国軍の武器・弾薬を従来のワルシャワ条約機構規格からNATO規格に変更することになった[2]。元々、ポーランドは軍事兵器を積極的に国産化しており、東側諸国で汎用機関銃として広く用いられていたPK系機関銃(PK、PKS、PKT、PKB、PKM、PKMS)もまた、例外ではなかった。ポーランド陸軍は、既存の兵器のNATO規格化に着手し、PK系機関銃をNATO標準の7.62x51mm弾を使用する汎用機関銃に改造する計画を企画した。
まず、元々PK系機関銃を製造していたヒポリット・ツェギェルスキ機械工場(HCP)が、最小限の改修を加えたPKM-N(NはNATO口径の意)を開発し、1996年9月に型式認証を受けたが、これは軍の採用を得ることはなかった[2]。
続いて、1998年末からはワルシャワ軍事技術大学(WAT)で「UKM-2000」と呼ばれるさらなる改良型の開発が始まった。名称は汎用機関銃の頭文字である「Uniwersalny Karabin Maszynowy」と完成予定年の2000年に由来し、銃本体の開発にはHCPが、弾薬の開発にはポーランド唯一の小火器メーカーであるメスコ社が協力した[2]。
UKM-2000は2001年から国家試験を受けたものの、期待されていた輸出が振るわなかったこともあってHCPは試験中に機関銃製造から撤退してしまった[2]。このため機関砲の製造を手掛けていたザクラディ・メカニチュネ・タルノボ(ZMT)に製造が移管され、改めてテスト用の銃が発注されるなど紆余曲折があった[1][2]。最終的にUKM-2000は制式採用され、2007年から陸軍向けの量産発注が行われたが、年間生産量は数十から数百挺程度と多くはない[2]。
設計
編集UKM-2000の最大の改良点は給弾機構で、原型のPK/PKS機関銃が非分離式弾帯に装着された起縁式の7.62x54mmR弾をいったん後方へ引き抜き、弾帯の下を通して薬室へ送り込むのに対し、UKM-2000は分離式M13弾帯から弾薬を直接前方へ押し出す構造を採用した[2]。試作モデルでは、ドイツ製の非分離式DM1弾帯も利用可能なように設計されていたが、量産モデルでは省略されている[2]。トリガー機構や外装品などはPK系機関銃と共用が可能であった[2]。
派生型
編集- UKM-2000P
- 7.62x51mm NATO弾仕様の標準型[2]。ストックは、原型から継承した木製と新開発のプラスチック製がある。
- UKM-2000D
- 空挺部隊用で、ストックが折り畳み式になっている[2]。全長1,182mm、重量8,900g。
- UKM-2000C
- 車両搭載型[2]。KTO ロソマク歩兵戦闘車の同軸機関銃に使用されている[2]。 既存の主力戦車や装甲戦闘車両への搭載も予定されていたが、実現しなかった[2]。全長1,100mm、重量10,500g。左側給弾式のUKM-2000CLという派生モデルも存在する[2]。
- UKM-2000Z
- 伸縮式ストック、黒のポリマー製ピストルグリップへ変更した型。
- UKM-2013P
- UKM-2000Pを折り畳みと伸縮式ストック、ピカティニー・レールを装備、グリップ、コッキングハンドル、安全装置などを改良した型。
- UKM-2013C
- UKM-2000Cの改良型。
使用国
編集脚注
編集参考文献
編集- 床井雅美『最新マシンガン図鑑』徳間書店、2006年12月15日。ISBN 4-19-892527-5。