N値(エヌち、英語:N-value)とは、標準貫入試験JIS A 1219)によって求められる地盤の強度等を求める試験結果(数値)である[1]。標準貫入試験値とも言う。

その定義は『質量63.5±0.5キログラムドライブハンマー(通称、モンケン)を76±1センチメートル自由落下させて、ボーリングロッド頭部に取り付けたノッキングブロックを打撃し、ボーリングロッド先端に取り付けた標準貫入試験用サンプラーを地盤に30センチメートル打ち込むのに要する打撃回数』である[1][2]

N値の利用

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N値を用いて、地盤の硬さや締まりの程度を評価したり、基礎や地盤反力等の設計に必要な地盤定数(土質定数)の推定に利用する[3]

出典

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  1. ^ a b 新編土質工学』1984年。doi:10.11501/12596315https://doi.org/10.11501/125963152025年11月10日閲覧 
  2. ^ 現場技術者のためのN値を用いた基礎・土留の設計計算法と実例』1981年。doi:10.11501/12598166https://doi.org/10.11501/125981662025年11月10日閲覧 
  3. ^ 規格詳細情報-JIS_A_1219:2001JSA WEB Store(日本規格協会ホームページ)

関連項目

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