頸環ができる前は、胸や首にかけるハーネスを使用していたが問題があった。胸懸ハーネスは胸の筋肉の血管を圧迫してしまい力が発揮できず、首にかけるハーネスでは首が締まり窒息してしまい、重いものを牽引するのに向いていなかった。そのため、多くの文化圏では、重いものを運ぶときはくびき(首木)が使える牛を用いていた。
しかし、肩甲骨に当てて引くことができる頸環が導入されると、牛より速度が出せて、持続的に働ける馬を利用するようになった[3]。この頸環は、馬以外にもラクダやラバなどにも用いられる。
中国の敦煌市にある5世紀の絵に見ることができる[4]。ヨーロッパに導入されたのは12世紀ごろである[5] 。
- ↑ 首環コトバンク
- ↑ 開拓史人畜力時代の農具と馬具の使用例 標津町役場
- ↑ Needham 1986, Volume 4, Part 2, p. 312
- ↑ Needham, Volume 4, Part 2, 28.
- ↑ Needham, Volume 4, Part 2, 317.
- Needham, Joseph, Science and Civilisation in China: Volume 4, Physics and Physical Technology, Part 2, Mechanical Engineering. Taipei: Caves Books Ltd., 1986. ISBN 0-521-07060-0