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神戸外国人居留地は、安政五カ国条約に基づき、1868年1月1日(慶応3年12月7日)から1899年(明治32年)7月16日までの間、兵庫津の約3.5km東に位置する神戸村(後の兵庫県神戸市中央区)に設けられた外国人居留地である。神戸居留地ともいう。
東を(旧)生田川(後のフラワーロード)、西を鯉川(後の鯉川筋)、南を海、北を西国街道(後の花時計線)に囲まれた広さ約7万8000坪の区域が合理的な都市計画に基づいて開発され、「東洋における居留地としてもっともよく設計されている」と評された。一定の行政権・財政権などの治外法権が認められ、居留外国人を中心に組織された自治機構によって運営された。運営は円滑に行われ、日本側と外国側との関係も概ね良好であったと評価されている。貿易の拠点、西洋文化の入り口として栄え、周辺地域に経済的・文化的影響を与えた。……
- アレクサンドリア図書館はプトレマイオス朝時代からローマ帝国時代にかけて、エジプトのアレクサンドリアに設置されていた図書館である。古典古代世界における最大かつ最も重要な図書館であり、ヘレニズム時代の学問において中心的な役割を果たした……
- 『万葉翡翠』は、松本清張の短編小説である。清張が長年にわたって持ち続けていた旅と考古学への関心を推理小説の形で結実させており、『万葉集』に現れる「沼名河」と「玉」を求める探索がやがて殺人事件へとつながっていく物語である……
- 初代ウィルミントン伯爵スペンサー・コンプトンは、イギリスの政治家、貴族。ウォルポール内閣で閣僚職や庶民院議長を務めた後、1742年のウォルポール退陣に際して後任の第一大蔵卿(首相)となった……