ポール・サイモン、自身の楽曲の中で100年残ると考えているのはサイモン&ガーファンクル「The Sound of Silence」

2026/05/25 13:08掲載
 
Paul Simon - photo by Mark Seliger
Paul Simon - photo by Mark Seliger
ポール・サイモン(Paul Simon)は番組『Alchemy with Anthony』の新しいインタビューの中で、自身の楽曲の中で100年後まで残る可能性が最も高いと考えているは サイモン&ガーファンクル(Simon and Garfunkel)「The Sound of Silence(またはThe Sounds of Silence)」だと語っています。

「The Sound of Silence」について「バスルームで書いたんですよね?」と尋ねられたサイモンはこう話しています。

「そう、いい反響があったからね。それが理由?そうだよ。そう。

贈り物なんだよ。この曲を手にした時、それは僕への贈り物だった。当時のソングライターとしての自分の力量を、はるかに超えたところからやって来たものだったんだ。

もし自分の曲の中で100年後まで残るものがあるとしたら、“The Sound of Silence”が一番可能性が高い気がする。

ラビ(※ユダヤ教における教師や指導者)がヘブライ語で“The Sound of Silence”を歌っている映像を送ってくれた人がいて、それを見て“へえ、おもしろいな”と思ったんだよ。さらに、そのあと、アメリカ西部のどこかに座っているネイティブ・アメリカンの男性が、この曲をフルートで演奏している映像も見た。そこで思ったんだよ。“メロディとしてここまで広く伝わっているなら、100年残るかもしれない”とね。

100年残るということは、その曲が文化の一部になったということなんだ」

また同じインタビューの中で、自身の音楽に影響を与えたアーティストたちを明かした際、エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)についてこう語っています。

「初期のお気に入りはエルヴィスだった」

「音楽を聴き始めた頃を振り返ると……いまでも時々追い求めるサウンドに影響を与えた重要な年は、僕にとっては1954年から57年頃なんだ。その後の音楽も好きではあったけれど、そこから何かを吸収したわけじゃない。音楽を取り入れることもなかった……僕としては、57年頃にはエルヴィス・プレスリーへの興味は失っていたんだよ。

彼が軍隊に入ってしまうまでの作品だね。Sun Records で録音した最初の曲群――“That’s All Right”、“Mama”、“Mystery Train”、“Good Rockin’ Tonight”、“Blue Moon of Kentucky”なんかだ。それらはティーンエイジャー向けに作られたものじゃなかった。当時レコードを聴いて買っていた、ティーンエイジャーよりもっと年上のリスナーたちに向けて作られていたんだ」

サイモンは、そうした時代と、『American Bandstand』のようなテレビ番組や、司会のディック・クラークが一因となった、1950年代後半に起きたティーンエイジャー向けポップへの移行とを対比して語っています。サイモンは、自分が敬愛していたアーティストたちでさえ、より若い層を意識した軽めの楽曲へと向かわざるを得なかったと指摘しています。

「だから、今でも僕は史上最高のヴォーカル・デュオだと思っているエヴァリー・ブラザーズでさえ、最終的には“Wake Up Little Susie”みたいな曲を歌わなきゃならなくなったんだ」

インタビュアーからエルヴィスの新しいコンサート映画を観たかと尋ねられると、サイモンは即座に否定しました。

「いや、あれは観たくないね。さっきも言ったけど、僕が好きだったのは1957年までのエルヴィスなんだ。その後は、彼が選ぶ楽曲も、映画も、すべてがね……僕には、偉大な才能の信じられないほどの無駄遣いに思えたんだよ」



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