スージー・クアトロ「ベースとドラムはどんなバンドでも最も重要な楽器よ。だってエンジンなしでは車は走らないでしょう? 私たちこそがそのエンジンなのよ」

2026/05/22 20:38掲載
 
Suzi Quatro
Suzi Quatro
スージー・クアトロ(Suzi Quatro)は米Bass Playerの最近のインタビューの中で、ベースや自身の影響力について語っています。

「私はギターで挫折したからベースに転向したわけじゃないの。私は本物のベーシストよ。ステージでは6分間のベースソロもやるし――簡単なやつじゃないわよ!

(どうしてベースに惹かれたのか)

バンドを始めた時、ほかの女の子たちは電話口で“自分はこの楽器がやりたい!”って次々に叫んでいたの。でも私はすぐに言い出せなかったのよ! それでベースを割り当てられた。まさに運命ってやつね……完璧だったわ! 初めてストラップをかけた瞬間から、それは私の楽器だった。私はベースを弾くために生まれてきたのよ」

「(私の)ドキュメンタリーを観ればわかるけど、本当にたくさんの女性たちが私から影響を受けたって語ってくれている。デボラ・ハリー、クリッシー・ハインド、KTタンストール、ティナ・ウェイマス、ジョーン・ジェット、シェリー・カーリー、キャシー・ヴァレンタイン、ドニータ・スパークスなど、まだまだいるわ。

彼女たちは皆、基本的に同じことを言っている。“もしスージー・クアトロが先に道を切り開いていなかったら、自分は今やっていることをしていなかった”って。正直に言うと、私はそのことに全く自覚していなかった。14歳でガールズバンドをやっていたけれど、性別を意識してやっていたわけではなかったのよ。

(自分の影響力を実感したのは)

ロンドンのリージェント・シアターで行われた(自身の)ドキュメンタリーのプレミアに行くまで、理解していなかったよ。観客の反応を直接確かめたくて、こっそり会場に入り込んで映画を見たんだけど、最後には泣いてしまった。69歳にして、ようやく気づいたのよ――私は本当に、この業界で生きる女性たちの世界を変えたんだって」

「私は譜面も読めるし書けるし、パーカッションやクラシックピアノも演奏する。ピアノだって打楽器の一種だからね。コンガやボンゴも叩くわ。私のスタイルは、ウッドベース的な感覚と、コード進行に合わせたウォーキング・ベース、ブギー、それに60年代のモータウンを掛け合わせた感じね。

メンバー紹介をするとき、私はいつもこう言うの。“ベースとドラムは、どんなバンドでも最も重要な2つの楽器よ。だって、エンジンなしでは車は走らないでしょう? 私たちこそが、そのエンジンなのよ”。

私はピックを使わない。でも、それを問題だとは思っていないわ。私はギターからベースに転向したわけじゃないから、そもそもピックの使い方を学んだことがないのよ。私は生粋のフィンガーピッキング奏者。だからこそ、あのオリジナルなウッドベース的なサウンドが出せるの。

必要なら、指弾きでもピックで弾いているような音を出すことだってできるわよ。でも、ディスコ以降に広まった現代的なスラップ奏法はやらない。私は昔ながらのスタンドアップ・スタイルのほうが好きなの。私の最大の強みは――あるミュージシャン仲間の言葉を借りれば、“君が弾くものは、何だって正解になる”ってことね。まったく、その通りだと思うわ!」

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